トライボロジーの基礎と固体潤滑による摩擦摩耗低減への応用例

〜 固体同士の接触と凝着、固体表面の摩耗、代表的な分析・観察手法、固体潤滑と摩擦摩耗低減法 〜

  • 摩擦の発生原理、摩耗の分類や表面観察・分析法を学び、トライボロジーに関する問題解決に活かすための講座!
  • トライボロジーの基礎から潤滑油を使えない(使わない)箇所への効果的な固体潤滑技術の応用について習得し、金属摺動面や樹脂摺動面の摩擦・摩耗低減に活かそう!

講師の言葉

 「トライボロジーはよく知らないが、仕事で勉強する必要が出てきた。どこから手を付けていいか分からない」という方でも理解していただけることを目標にしています。

 まずはトライボロジーの基礎を一通り学び、応用テーマとして固体潤滑を取り上げます。トライボロジーに関する問題解決の指針としていただければと思います。また、特に固体系のトライボロジーの問題に携わるとき、様々な表面分析・観察手法を使うことになりますが、これらについても簡単に取り扱いたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年09月26日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・トライボロジーに携わる必要が出てきた技術者など、基礎から始めたい方
予備知識 ・高校の数学・物理+α程度でも十分理解できることを心がけます
修得知識 ・ トライボロジーの基礎的内容 ・ 摩擦摩耗の評価方法 ・ 評価のための分析手法の選択 ・ 固体潤滑に関する基礎的内容
プログラム

1. トライボロジーの基礎

  (1). トライボロジーの色々

  (2). トライボロジーにおける固体表面の把握

    a. 表面粗さ

    b. 硬さ

  (3). 固体同士の接触と凝着

    a. ヘルツの接触理論

    b. 摩擦の凝着説

    c. 凝着部成長理論

  (4). 固体表面の摩耗

    a. 摩耗の分類

    b. 凝着摩耗

    c. アブレシブ摩耗

    d. 摩擦と摩耗の評価

  (5). 潤滑状態

    a. 潤滑状態の分類

    b. 流体潤滑

    c. 境界潤滑と混合潤滑

2. トライボロジーでよく使われる分析観察手法

  (1). 手法と特徴

  (2). 避けて通れない真空技術

  (3). 代表的な観察分析手法の原理と注意点

  (4). 分析結果を摩擦摩耗の低減にどのように生かすか

3. 固体潤滑の基礎と応用

  (1). 固体潤滑とは

  (2). 様々な固体潤滑材料

  (3). 事例に見る固体潤滑と摩擦摩耗低減効果

    a. 高温での固体潤滑

    b. 高分子材料の固体潤滑

実際に計算をしてみて、その意味を理解してもらうことを予定していますので、電卓をお持ちください(三乗根が計算できる程度であれば、スマホの電卓でも十分です)

キーワード トライボロジー 固体表面 凝着部成長理論 固体潤滑 凝着摩耗 アブレシブ摩耗 流体潤滑 境界潤滑 混合潤滑 高分子トライボロジー
タグ トライボロジー
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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