洗浄技術の基礎と効果的な洗浄法および事例

〜 洗浄液の種類と特性、洗浄方式別による洗浄特性、洗浄の課題と改善策の具体例、キャビテーション、超音波洗浄プロセスの最適条件、実際の注意点と事例 〜

  • 洗浄の基礎から、水系洗浄への代替や超音波洗浄について事例を交えて解説する講座!
  • 洗浄技術を基礎から学び、用途に合わせた洗浄液の選定や洗浄プロセスの構築・改善に活かそう!

講師の言葉

第1部 

 有機溶剤は「洗浄液」として多くの企業で使用されている。昨今は法令の強化もあり、大手企業を中心に有機溶剤の使用量削減とより毒性・危険性の低い代替洗浄液の検討を行っている。しかし、洗浄力を同等レベルに維持しながら検討を行うのは容易ではなく、様々な課題が生じている。

 本講座では、適切な洗浄液の選択をテーマに洗浄方式の重要性、洗浄液の種類と特性、半導体洗浄を例に洗浄プロセス構築に関して説明をする。最後に、マイクロフェーズクリーニング(MPC)の技術に関して紹介する。

第2部

 超音波洗浄機は、非常に幅広い分野で利用されるようになってきています。しかしながら、超音波による洗浄は環境に左右されやすく、利用される現場では様々な試行錯誤が行われているのが現状です。

 本講演では超音波の特徴を説明し、超音波洗浄機を利用する際に注意すべきポイントをお伝えします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年09月08日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・自動車部品、電子部品、基板、パワエレ部品などの洗浄に関心のある方 ・超音波洗浄機を導入されている方、あるいは将来導入予定の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・洗浄方式別による洗浄特性 ・洗浄液の種類と特性 ・半導体洗浄プロセス・超音波洗浄機の基礎 ・超音波洗浄に適した条件
プログラム

第1部

1. 洗浄とは

  (1). 洗浄のメカニズム

    a. 様々な洗浄手法

    b. 溶解と分散

  (2). 洗浄プロセスの構築

    a. 洗浄工程

    b. リンス工程

    c. 乾燥工程

    d. 保全管理

2. 洗浄液種類と特性

  (1). 洗浄液種類

    a. 有機溶剤系

    b. 水系洗浄液

  (2). 法令・安全性

    a. 洗浄液に関連する法令

    b. 取り扱い時の安全性

  (3). 油系洗浄と水系洗浄(メリット・デメリット)

3. 洗浄方式の重要性

  (1). 各洗浄方式の特性

    (浸漬・噴流・超音波・スプレー/シャワー)

  (2). 汎用的な洗浄例と課題

    a. 噴流方式を用いた基板洗浄

    b. 浸漬方式のパレット洗浄

    c. 浸漬方式の金属部品洗浄

4.エレクトロニクス分野における具体例と課題

  (1). エレクトロニクス分野における現在の洗浄課題

    a. 製品の複雑化

    b. 新規素材の台頭

  (2). 具体的洗浄例と課題

    a. PCB洗浄

    b. ディスペンスノズル洗浄

    c. 狭ピッチ製品の洗浄

    d. ウエハ洗浄

5. MPC洗浄剤と洗浄性の改善例

  (1). マイクロフェーズクリーングとは

    a. 従来の洗浄液との違い

    b. 油脂洗浄における優位性

  (2). 洗浄性改善の具体例 : 4.(2)項に関して

    a. PCB洗浄

    b. ディスペンスノズル洗浄

    c. 狭ピッチ製品の洗浄

    d. ウエハ洗浄

  (3). MPC洗浄機構の応用展開

    a. 高分子素材の洗浄

    b. グラビアロール洗浄

    c. 金属ナノペースト洗浄

第2部

1.超音波の基礎

  (1). 超音波の特徴

  (2). 超音波応用製品の数々

  (3). 超音波の観測・測定

2.超音波洗浄機の基礎

  (1). 超音波洗浄機の概要

    a. 超音波洗浄機の構成

    b. 振動子の仕組み

  (2). 超音波洗浄機の種類と特徴

  (3). 超音波の洗浄メカニズム

  (4). キャビテーションについて

    a. キャビテーションとは

    b. キャビテーション発生の仕組み

    c. 気泡とキャビテーション

    d. 超音波周波数とキャビテーション

    e. 液の条件とキャビテーション

3.超音波洗浄プロセス

  (1). 超音波洗浄機のラインナップ

    a. 各超音波洗浄機の特徴

    b. 各超音波洗浄機の仕組み

  (2). 超音波周波数の選択

    a. 周波数と洗浄性

    b. 低周波の超音波洗浄機の特徴

    c. 中間周波の超音波洗浄機の特徴

    d. 高周波の超音波洗浄機の特徴

  (3). リンス工程における超音波利用

4. 実際の超音波洗浄にあたって

  (1). 振動子のタイプと特徴

  (2). 洗浄槽の設計

    a. 定在波について

    b. 洗浄槽サイズ及び液深

    c. 最適洗浄位置

    d. その他注意点

  (3). 洗浄事例

キーワード 溶解 分散 洗浄 リンス工程 乾燥 洗浄液 有機溶剤系 水系洗浄液 噴流方式 浸漬方式 マイクロフェーズクリーング ウエハ洗浄 PCB洗浄 高分子素材 超音波洗浄 キャビテーション 超音波周波数 振動子 最適洗浄位置
タグ 洗浄
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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