〜 治具の基礎、機械加工の精度に影響する要因、治具設計・活用の演習 〜
- 安易に使われる治具の設計や使い方を見直し、高品位・高精度の加工を実現するための講座!
- 撓み・歪み・熱変形・振動などを考慮した最適な治具設計や選定を行い、加工精度や生産性向上に活かそう!
〜 治具の基礎、機械加工の精度に影響する要因、治具設計・活用の演習 〜
私たちが普段なにげなく使っている治工具、例えば、マシンバイスひとつとっても、締め付け力や加工熱による変形、加工誤差と締め付け力の関係など、高品位・高精度の加工を実現するためのヒントがたくさん見えてきます。
この講習は生産現場で使われている様々な治具の基礎を学び、治工具の正しい使い方や治具設計における考え方を整理するものです。
治工具は安易に使われていますが、加工物の固定力による撓みや歪み、熱変形、加工応力と振動といった機械加工の精度に影響します。これらの要素を考えながらから治具を見直すことにより、品質や生産性の向上を目指しましょう。
本講習が治工具に関する知見を広げ、みなさまの創意工夫に繋がればと思います。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 加工・接着接合・材料 |
受講対象者 | ・機械加工の作業者や管理者、設備・治具の設計・改善・改造に携わる技術者、モノづくりにかかわる技術者全般が対象です ・講座では切削加工用の治具が多くの事例として出てきますが、切削治具に限らず、他の加工治具、組立治具、検査治具等の全般の技術者が対象です |
予備知識 | ・簡単な機械工学用語の知識 |
修得知識 | ・治具設計の経験がなくても汎用的な治工具の基礎や使い方を見直すことで治具設計の基本的な考え方やヒントを得られるよう分かりやすく解説します ・機械加工現場で起きる様々な誤差要素を考え、それらを考慮した治具の正しい使い方や治具設計の考え方を習得できます |
プログラム |
1. イントロダクション:治具の基礎
・治具の目的、構成要素などを簡単に説明します
2. ハンドタップ加工から見えてくる治工具の基礎
(1). ハンドタップを真っ直ぐにたてるには
(2). 基準面
(3). 基準面に垂直にするにはどこに注意したらよいか
(4). 工作物はどうしたらよいか
(5). 実際の加工を見ると
(6). タップ加工における治具の要素
3. 演習(自動機を考える)
グループに分かれ治具設計の具体的な課題に取り組みます。治具の基礎知識と実際の加工現場における治具の役割を一通り見たところで、自由な発想で課題の治具(自動機)を考えてみます。
限られた時間でアイディアを出し合い、実現可能性も含めて取りまとめて発表します。各チームの考えた「自動機」の長所と短所を議論します。
4. 治具設計における基礎知識
(1). 位置決めと自由度(基準定めの基本的方法)、拘束条件
(2). 加工誤差
(3). 撓みと変形
(4). 熱膨張
(5). 機械精度
(6). 検査(測定)方法
5. 治具設計の勘所とノウハウの蓄積法
「治具の目的を達成する方法」=「設計思想」=「アイデア」は治具にかかわる技術者にとって極めて重要です。ここではアイデアの種を知識として蓄える方法等について学習します
(1). 治具設計のアイデア
(2). 治具設計の勘所
a. 治具部品は作るより買うほうが安い
b. 二律背反の治具開発
(3). 事例研究
6.治工具・治具の新しい視点
(1). 治工具の目的と機能
(2). 治具設計の着想と実現のストーリー
(3). 検査・試運転と評価
(4). 視点を変えた治具
(5). 研究現場のものづくり
・講師が関わった実験装置を紹介し、治具設計のアイデア提供とします
復習に役立つ講師の著書を使用・配布いたします |
キーワード | 治具設計 治工具 治具部品 位置決め 自由度 拘束条件 加工誤差 撓みと変形 熱膨張 治具部品 |
タグ | 金属加工、精密加工・組み立て、切削・研削 |
受講料 |
一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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