摩擦・摩耗の基礎とメカニズムおよび摩擦・摩耗試験法と低減策への応用

〜 摩擦の機構、摩耗の種類とその特徴、アブレシブ摩耗・焼け付きの機構、摩擦・摩耗試験とデータ解析・評価法、対策への活かし方とポイント 〜

・摩擦・摩耗の基礎を学び、起因するトラブルの防止に活かすための講座

・機械の故障原因の大半を占める摩擦・摩耗現象を正しくとらえトラブルの未然防止に活かそう!

講師の言葉

 機械における、摩擦・摩耗に起因するトラブルは多く、機械の故障原因の大半を占める。
 特に摩耗のトラブルは機械の停止をもたらしその影響は大きい、すなわち、小さな部品のトラブルが大きな機械全体に致命的な影響を与える。
 その場合、部品交換や潤滑管理の改善などメンテナンスをすることになるが、摩擦や摩耗が生じるメカニズムを把握しない限り根本的には解決しない。
 摩耗特性は材料固有の性質ではなく、装置、環境、運転条件によって大きく変化するシステム依存性を持つ。そこで、摩耗のメカニズムと共に、摩耗試験の特性を知っておく必要がある。
 本講座では、摩擦・摩耗現象の本質を知り解決を目指す方を対象に、特に摩耗の本質のとらえ方をわかりやすく示す、加えて物理現象や化学現象に対する摩擦の効果について最新の研究を紹介する。
 さらに、摩擦・摩耗試験で押さえるべき急所、データの解析方法を解説する。それらによって摩擦・摩耗に対する幅広い見方を提供します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年05月26日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械設計・製作技術者、機械システムならびに機械要素の設計・開発に携わっている方 ・生産設備等のメンテナンスに携わっている方 ・耐摩耗性材料・コーティングなどの開発に携わっている方 ・研究開発・設計部門の技術者や生産設備等のメンテナンス技術者 ・トライボロジーに係るトラブル対策に困っている方など
予備知識 ・難しい数式などは使わずに現象の把握を第一にして解説しますので、特に専門的な知識は必要としません
修得知識 ・摩擦・摩耗の基礎 ・摩耗粉の発生機構 ・各種材料の摩耗特性 ・摩擦・摩耗に影響を与える諸要因 ・摩擦に伴う物理・化学現象 ・焼け付きの機構 ・摩擦・摩耗試験にあたって注意すべきこと ・摩耗対策
プログラム

1.トライボロジーの基礎

 (1).トライボロジーはなぜ必要か

 (2).固体表面の性質と特性

2.摩擦の基礎

 (1).摩擦の法則と摩擦のメカニズム

 (2).摩擦の制御(摩擦は変化する)

 (3).摩擦と潤滑

3.摩耗の基礎(摩耗のメカニズム)

 (1).摩耗発生の原因と摩耗の種類

 (2).摩耗のメカニズム

    a.アブレシブ摩耗

    b.凝着摩耗(シビア摩耗とマイルド摩耗)

4.摩耗過程のin-situ観察と摩耗に起因する重要な現象

 (1).摩擦のよる材料表面の動的観察

 (2).摩耗粉が表面で発生する過程のin-situ直接観察

 (3).摩耗の発生する起源とナノ粒子の生成

 (4).摩耗を決める因子

    a.雰囲気物質

    b.摩擦条件

 (5).凝着摩耗の摩耗理論と摩耗式

 (6).その他の摩耗

 (7).摩耗に起因する重要な現象

    a.焼けつき

    b.摩擦面温度

 

5.摩耗の低減策

 (1).摩擦材料の選択

 (2).摩擦条件の選択

6.摩擦・摩耗試験技術とその応用

 (1).摩擦・摩耗試験法

 (2).材料、試験法の選択

 (3).摩耗の状態の把握と防止対策

7.まとめと質疑応答

キーワード 摩擦 摩耗 凝着摩耗 アブレシブ摩耗 トライボロジー 焼け付き 摩擦・摩耗試験法 トライボケミストリー
タグ トライボロジー機械設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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