プラズマ溶射の基礎と応用およびサスペンションプラズマ溶射法の最新技術

講師の言葉

　プラズマ溶射法は、金属やセラミックスなどの粉末材料を高温高速のプラズマジェットで溶融し相手材に吹き付けて被覆形成する表面処理技術である。比較的大きな面積に厚膜形成が可能なことから、主に機械部材の防蝕、耐摩耗、耐熱、絶縁などの用途に用いられている。
　粉末材料を溶融して吹き付けるという比較的シンプルな機構で被覆形成を行うが、それだけにコーティングの構造および特性を制御するためのポイントは多く、高機能・高性能コーティングの成膜のためにはその素過程の正しい理解が重要となる。
　本セミナーでは、プラズマ溶射技術の特徴や一般的な適用分野の解説に始まり、高機能・高性能コーティング成膜を目的とした膜形成素過程の詳細な解説、さらには次世代溶射技術として世界中で開発が進められているサスペンションプラズマ溶射技術の最新技術動向についても解説する。

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