機械力学の基礎とパーソナルモビリティのモデルベース制御への応用

〜 倒立振子の運動方程式の導出、動的モデルと安定性、状態フィードバックによるシステムの安定化 〜

・次世代移動支援機器「パーソナルモビリティ」の開発を通して機械力学が実践的に理解できる講座

・実システムの開発に不可欠な制御系の導出やモデルベース制御法を修得し、製品開発に応用しよう! 

・講師の開発した「パーソナルモビリティ」は、下記で動画がご覧になれますので、ご参考にしてください

 https://www.youtube.com/watch?v=Mvl2-IrziNw

講師の言葉

 「機械力学」は「機械のための力学」であり、その内容は多岐に亘ります。重要な応用分野の一つに振動制御があるため、機械力学を振動学と考える向きもありますが、機械力学はその他にも多くの機械システム制御に有益です。
 本講義では、次世代の移動支援機器の一つであるパーソナルモビリティに対して、機械力学と制御工学の基礎的な知識に基づいて制御系を導出する過程を説明いたします。 機械力学の観点からは、パーソナルモビリティは複数の剛体から構成される移動ロボットであり、その運動は一組の運動方程式で表されます。これに基づいてパーソナルモビリティの制御系を導出することができます。その一連の手続きをご理解頂ければ幸いです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年06月26日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械、ロボットほか関連企業の技術者 ・機械力学を勉強し直したい方 ・機械システムの制御系の系統的(理論的)な導出に興味をお持ちの方
予備知識 ・力学、微積分学、代数学、ベクトル解析、微分方程式などの基礎知識があれば講義の理解の助けになります
修得知識 ・機械力学の基礎知識とその応用の方法を修得できます ・機械システムのモデルベース設計法の一事例を修得できます
プログラム

1.機械力学の基礎
  (1) .運動と力
  (2) .質点系の力学
    a.運動の法則
    b.力学的エネルギー 
    c.ラグランジュの方程式
  (3) .剛体の力学
  (4) .倒立振子の運動方程式の導出

2.パーソナルモビリティとそのモデル
  (1). パーソナルモビリティとは何か
  (2). 運動学モデル
  (3). 動力学モデル
  (4). 近似モデル

3.パーソナルモビリティの制御
  (1). 動的モデルと安定性
  (2). 状態フィードバックによるシステムの安定化
  (3). パーソナルモビリティの制御系
    a.制御系の構成
    b.制御アルゴリズムの導出

4.シミュレーションによる安定化制御の確認
  (1). 動的システムの時間応答
  (2). フィードバック系のシミュレーション
  (3). パーソナルモビリティ制御のシミュレーション

キーワード 機械力学 モデルベース制御 剛体 倒立振子 パーソナルモビリティ 状態フィードバック 安定化制御 動的システム
タグ シミュレーション・解析組み込みソフトロボット機械自動車・輸送機車載機器・部品制御電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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