機構設計・リンク機構の基礎と機構解析・応用のポイント

〜 機構の構造の解析と総合、リンク機構の基礎と運動解析、最適設計のポイント 〜

・最適設計を実現するための機構解析を基礎から学び、様々な動きに対応した付加価値の高い機械設計に活かすための講座

・自由度や動きやすさだけではなく、力学的特性も考慮した機構設計法を学び、製品開発に応用しよう!

*セミナーでは書籍「機構学―機械の仕組みと運動」(日本機械学会)を配布いたします

講師の言葉

 ロボットや自動機械のような機械システムでは、対象物がどのように動くか、対象物をどのように動かすか、といったこと(自由度)が重要になります。
 どのように動くか調べることを解析といい、どのように動かすか考えて作ることを設計(機構学では総合)といいます。
 また、自由空間を動くだけでなく、時には物と接触し、力やモーメントを受ける場合もあります。その場合は、自由度や動きやすさ(速度の出しやすさ)だけでなく、力学的特性も重要となります。
 本講義では、代表的な対象としてロボットを取り上げつつ、機構設計・リンク機構解析の基本的な内容を理解し、設計の初歩について解説いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年06月12日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械システムや機構システム設計に携わる技術者の方
予備知識 ・数学(三角関数、複素数、ベクトル・行列、微分・積分)と物理(力学)の基礎知識
修得知識 ・機構・自由度の考え方 ・リンク機構の運動学解析 ・リンク機構設計の基本
プログラム

1.機構の構造の解析と総合
  (1).機構の自由度  
  (2).対偶の数の識別
  (3).機構の自由度の式
  (4).機構の自由度の解析例
  (5).数の総合の基礎式
  (6).平面機構の構造の総合
  (7).空間機構の構造の総合

2.平面機構の運動学
  (1).複素数による動節位置の記述
  (2).回転中心
  (3).動節の速度
  (4).動節の加速度
  (5).動節上をさらに運動する点の速度・加速度
  (6).高次対偶により直接接触する2つの節の運動

3.リンク機構の基礎
  (1).機構を構成する要素
    a.機械と機構
    b.節と対偶
  (2).自由度
    a.対偶の自由度とは
    b.機構の自由度とは
    c.機構の自由度を求める

4.リンク機構の運動解析
  (1).変位・速度はどう求めるか?
    a.順運動学:関節から手先を求める
    b.逆運動学:手先から関節を求める
    c.ヤコビアンで速度を求める
    d.特異姿勢を求める
    e.作業領域を求める
  (2).かかる力・トルクの関係は?
    a.静力学:ここでも出てくるヤコビアン
    b.変化する減速比

5.リンク機構設計のポイント
  (1).必要な自由度を決める
  (2).作業領域を設定する
  (3).実現可能か検討する

6.平面機構の力学解析
  (1). 静力学解析の基礎
  (2).静力学解析の解析的手法
  (3).静力学解析の図式解法
  (4).仮想仕事の原理
  (5).平面機構の特異点
  (6).動力学解析への展開

7.空間機構の解析
  (1).空間運動の表現
  (2).剛体の運動
  (3).瞬間運動の対偶によるモデル化
  (4).解析例
  (5).剛体に作用する力の表現と釣り合い
  (6). シリアルロボット機構
  (7).力の解析

8.機構設計・リンク機構の応用例
  ・ロボットを例に解説

キーワード
タグ ロボット機械機械要素設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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