摩擦・摩耗・潤滑の基礎と摩擦・摩耗低減化技術への応用

〜 摩擦・潤滑、表面損傷のメカニズムと制御および低摩耗化のための潤滑技術 〜

・機械・輸送機器、設備の故障を引き起こす摩擦摩耗について基礎から解説する講座

・機器の長寿命化、高信頼性、省エネルギー化を実現するための技術を学び製品の設計開発へ活かすための特別講座!

講師の言葉

 トライボロジーに関連した現象は、問題が発生して初めて顕在化することが多く、待ったなしでの有効な対策が必要なことは珍しいことではありません。
 また、機械要素の低摩擦化・低摩耗化は省エネルギー・省資源の観点から今後ますます必要になる一方で、トライボロジーが様々な分野の知識を必要とする学際・総合科学であるため難しく感じる人が多いのも事実です。
 しかし、トライボロジーは最終的にはあくまで力学現象であり、接触面での界面物理化学・物性や熱などの問題に対し、固体・流体の力学を縦串にして正しくモデル化すれば起こっている現象を理解することで、具体的な問題解決や低摩擦・低摩耗化のための新しい設計にまでフィードバックすることも可能です。
 本講座では、実務に役立つよう、摩擦・摩耗の発生メカニズムとその制御技術である潤滑技術を解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年06月30日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械システムならびに機械要素の設計・開発に携わっている方 ・生産設備等のメンテナンスに携わっている方 ・耐摩耗性材料・コーティングなどの開発に携わっている方 ・研究開発・設計部門の技術者や生産設備等のメンテナンス技術者 ・トライボロジーに係るトラブル対策に困っている方
予備知識 ・機械や自動車、設備などにおける摩擦摩耗に関心があれば理解が深まります
修得知識 ・摩擦・摩耗の発生メカニズムとその制御技術である潤滑技術の基礎的な事項を習得し、実務に役立てることができる
プログラム

1.トライボロジーの基礎
  (1). トライボロジーとは
  (2). 固体表面の構造と性質
      a. 固体表面の構造と物性
      b. 表面粗さとテクスチャー
  (3). 接触力学
      a. 固体のマクロな接触力学(固体表面の機械的性質)
      b. 粗面の接触力学(微小接触と真実接触面積から密封まで)
      c. 界面物性・表面構造と接触

2.摩擦・潤滑のメカニズムと摩擦力の制御
  (1). 潤滑モードと摩擦特性
  (2). 流体潤滑の機構と応用
      a. 流体潤滑のメカニズムとその応用(すべり軸受など)
      b. 弾性流体潤滑のメカニズムと転がり軸受
  (3). 固体・境界潤滑のメカニズムと低摩擦化
      a. 薄膜の潤滑メカニズムとコーティング
      b. 吸着膜と境界潤滑
      c. 表面の境界潤滑性と固体潤滑
  (4). 混合潤滑のメカニズムと摩擦特性の制御
      a. 粗面接触と流体潤滑による荷重分担
      b. 潤滑モード遷移と混合潤滑での摩擦特性制御

3.摩耗・表面損傷のメカニズムと制御
  (1). 様々な摩耗・表面損傷モードとメカニズム
  (2). 摩耗形態図
  (3). 摩耗と接触力学・界面科学・伝熱

4.低摩擦化・低摩耗化のため潤滑技術
  (1). 表面加工による表面粗さ・テクスチャーの制御・形成による接触と流体・混合潤滑
の制御
  (2). 表面改質による表面の機械的特性・界面物性の制御

キーワード 潤滑 摩擦 摩耗 トライボロジー テクスチャー 境界潤滑 流体潤滑 固体潤滑
タグ トライボロジーねじ機械機械要素歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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