モータ電磁界解析技術の基礎と解析結果の妥当性評価およびその分析法

〜 非線形磁気特性とヒステリシス、トルクと電磁加振力、メッシュ誤差と計算誤差、制御回路・運動連成解析 〜

・モータ電磁界解析の勘所をつかみ、有効利用するための講座

・モータの電磁界解析を行う上で抑えるべきポイントを修得し、高密度化、高トルク化、高効率化に対応しよう!

・具体例を示しながら計算結果の妥当性の評価方法と有用と思われる解析結果の分析方法について解説いたします

講師の言葉

 電磁界解析はもはやモータ開発・設計にはなくてはならないものとなっています。特に近年は限界設計と言われるほど小型化、高効率化が要求されており、自動車用モータに代表されるように広範囲な運転領域すべてで上記要求の実現に向け精力的に研究開発が行われています。その設計・開発段階では、電磁界解析によりこれまでの設計指標よりもより厳しい高密度化や高トルク化、効率向上を目指した設計をシミュレーションすることも行われています。その中で重要となるのが、解析目的に応じた解析結果の妥当性を評価できるかどうかと、その分析方法です。電磁界解析をモータに適用する際に注意すべきことや、解析結果の考察に悩むことも多いかと思います。
 本セミナーではモータの電磁界解析に焦点を当て、はじめに基礎からモータ解析に有用と思われる勘どころについて説明します。次に具体例を示しながら計算結果の妥当性の評価方法について説明します。そして有用と思われる解析結果の分析方法について説明し、最後に最近の動向を紹介します。電磁界解析技術を有効利用する指標や方法について習得できます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年05月23日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・主に交流モータ(PMモータ、誘導電動機、大形回転機、小形モータ等)の設計・開発に携わっている方 ・電磁界解析ソフトウェアの使用経験のある方、予定のある方 ・電磁界解析をより知り、製品開発・設計に活かしたいと思っている方
予備知識 ・モータ設計、電気回路の基礎知識があると理解が深まります
修得知識 ・モータの電磁界解析を行う上で抑えるべきポイント ・解析結果の妥当性評価方法および計算コスト ・解析結果の分析方法とポイント
プログラム

1.モータの電磁界解析の基礎と勘どころ
  (1).基礎方程式からわかること
  (2).解析の目的と着眼点について
  (3).非線形磁気特性とヒステリシス
  (4).積層鉄心の取り扱い
  (5).コイル素線と交流抵抗
  (6).トルクと電磁加振力

2.解析結果の妥当性評価
  (1).メッシュ誤差と計算誤差
  (2).スキューとコギングトルク解析
  (3).インダクタンス解析
  (4).矩形波、PWM解析
  (5).制御回路・運動連成解析
  (6).二次元解析と三次元解析

3.解析結果の分析法
  (1).入力と出力、損失の関係
  (2).dq軸の干渉
  (3).空間高調波と時間高調波
  (4).密度分布の分析
  (5).鉄損の要因別分析

4.最近の動向
    ・高並列計算等

5.質疑応答とディスカッション

キーワード モータ電磁界解析 高密度化 高トルク化 高効率化 非線形磁気特性 ヒステリシス コイル素線 交流抵抗 トルク 電磁加振力 インダクタンス解析 PWM解析 運動連成解析 空間高調波 時間高調波
タグ シミュレーション・解析モータ磁石・磁性材料
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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