ストレッチャブル配線・電極技術の基礎と信頼性評価および生体電気信号計測への応用

〜 ストレッチャブルデバイスの開発例、ストレッチャブル金属配線の信頼性解析の基礎、疲労耐性を向上させるための材料設計指針 〜

・研究開発が活発化しているストレッチャブル配線・電極技術を先取りし応用するための講座

・十分に行われていないストレッチャブル印刷配線の信頼性技術を学び、材料開発指針や信頼性評価手法の確立に活かそう!

講師の言葉

 最近、ストレッチャブル電子回路形成に関する関心が高まり、ストレチャブル配線や電極形成のための新しい実装技術に関する研究が活発化してきた。
 本講座では、エラストマバインダ中に金属フィラーを分散させた導電性ペーストを用いた印刷工法によるストレッチャブル電子回路形成技術を中心に研究動向を概観する。現在、様々なストレッチャブル電子デバイスの試作が行われているが、ストレッチャブル印刷配線の信頼性評価に関する基礎研究は十分行われているとは言い難い。ストレッチャブル印刷配線を考察するためのひとつの考え方を提示し、材料開発指針や信頼性評価手法の確立に向けた研究について紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年05月12日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ストレッチャブル配線・電極材料の開発を行っておられる材料メーカーの技術者 ・ストレッチャブル配線・電極を用いた電子デバイスの開発を行っておられるセットメーカー等の技術者
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・ストレッチャブル電子デバイスの研究動向 ・ストレッチャブル印刷配線の信頼性評価を行うための基礎的知識 ・生体電気信号計測を行うための電極に関する基礎知識
プログラム

1.種々のストレッチャブル配線および電極形成技術
  (1).金属材料(固体および液体)
  (2).導電性コーティングを施した繊維
  (3).導電性高分子
  (4).導電性ペーストおよびシート

2.ストレッチャブルデバイスの開発例
    ・開発されているストレッチャブル配線のデバイスについて紹介します

3.ストレッチャブル配線の故障物理の基礎
  (1).ストレッチャブル金属配線の信頼性解析の基礎:金属疲労
    a.金属疲労のメカニズム
    b.低サイクル疲労と高サイクル疲労
  (2).ストレッチャブル印刷配線の信頼性解析の基礎
    a.ゴム材料の粘弾性
    b.ペイン効果とマリンス効果
    c.フィラーネットワークの実態
    d.ゴム材料の疲労現象

4.ストレッチャブル導電性ペースト配線の疲労現象
  (1).き裂発生を伴う疲労現象
  (2).き裂発生を伴わない疲労現象

5.ストレッチャブル印刷配線の疲労挙動解析
  (1).繰返疲労
  (2).応力緩和試験
  (3).電気伝導特性の回復現象

6.ストレッチャブル印刷配線の疲労耐性を向上させるための材料設計
    ・疲労耐性を向上させるための材料設計指針について解説

7.ストレッチャブル印刷配線の洗濯耐性試験
    ・選択耐性試験の概要・結果について解説

8.生体電気信号計測応用のための電極設計の考え方
  (1).電極/皮膚間の界面インピーダンスに影響を及ぼす因子
  (2).低角質水分率条件での生体電気信号計測
  (3).モーションアートファクト

9.ストレッチャブルデバイス実装の今後

キーワード ストレッチャブル配線 ストレッチャブル電極 導電性コーティング 導電性ペースト ペイン効果 マリンス効果 フィラーネットワーク 界面インピーダンス モーションアートファクト
タグ 信頼性試験・故障解析プリント基板生体工学疲労回路設計基板・LSI設計実装
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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