リチウムイオン電池開発のための電気化学と材料技術の基礎およびインピーダンス法による評価法 〜デモ付〜

〜 交流インピーダンス法の原理と測定法、イオン伝導や電池反応のシミュレーション、電池反応のインピーダンス測定例 〜

・電池の安全性と高容量化を実現するための講座

・固体電解質とリチウムイオン電池材料学の基礎から電気化学測定、交流インピーダンス法の原理と実践的な使用法を修得し、高性能な開発に活かそう!

講師の言葉

 電気自動車の車載電源としてリチウムイオン電池が注目されているが、実現のためには既存電池に対して安全性と容量・出力の格段の向上が求められている。
 無機固体電解質を採用した全固体電池は、安全性の担保と高容量化を同時に実現すると期待されているが、低いイオン導電性が高出力化を阻んでいる。また、全固体電池の電極|電解質界面の設計も必要と認識されている。
 交流インピーダンス法は、固体電解質のイオン導電性と全固体電池の界面現象の計測・観察にルーチン的に使われるツールとなりうる。
 そこで、本講演では無機固体電解質とリチウムイオン電池の材料学および電気化学の基礎を述べ、電気化学測定と交流インピーダンス法の原理と実践的な使用法について解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年04月24日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・電池または関連する電気化学分野の研究に1〜2年程度携わっている方 ・電気化学と電池用材料、測定法について必要な知識を得たい方
予備知識 ・電池または電気化学測定の経験があると望ましい
修得知識 ・リチウム電池の材料学(特に固体電解質) ・充放電測定法、電極反応の基礎、交流インピーダンス法の基礎
プログラム

1. リチウムイオン電池の基礎
 ・リチウムイオン電池の開発のこれまでとこれから

2. 液系リチウムイオン電池(電池反応の基礎)
 (1).遷移金属酸化物電極の電子構造と電池電位の関係
 (2).電解質の電位窓
 (3).Solid Electrolyte Interface (SEI)

3. 固体電解質(主にリチウムイオン導電性結晶性酸化物)
 (1).イオン導電率と活性化エネルギー
 (2).酸化物の結晶構造とイオン導電性の関係
 (3).イオン導電率測定の実際
 (4).交流インピーダンス法の原理と測定法
 (5).イオン伝導のシミュレーション (ZView2を使った等価回路フィッティングのデモ)

4. リチウムイオン電池の電気化学反応測定法
 (1).電気化学の3つの要素〜電位・電流・反応
 (2).三端子法
 (3).電気化学反応の速度論〜電解質抵抗・電荷移動・拡散
 (4).電池反応のシミュレーション(差分法など)
 (5).電気化学実験の実際と解析法(直流法)
 (6).交流インピーダンス法による抵抗分離(ZView2を使った等価回路フィッティングのデモ)
 (7).電池反応のインピーダンス測定例

5. 総括

キーワード リチウムイオン電池 電解質 電池電位 電気化学測定 イオン導電率 交流インピーダンス法 三端子法 電解質抵抗 電荷移動 拡散
タグ エネルギー化学物質シミュレーション・解析材料リチウムイオン電池電気化学電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日