油圧機器の摩耗・潤滑と作動油分析診断技術活用によるトラブル対策・長寿命化

〜 コンタミネーションの発生とトラブル、予防対策、状態監視技術と対策への活かし方 〜

・油圧機器のトライボロジーをベースに、コンタミネーションによるトラブル発生と防止対策・分析・評価法を解説する講座
・コンタミネーションが惹き起こす油圧機器のトラブルを防止し、機器の高信頼性、長寿命化を実現しよう!

講師の言葉

 油圧機器のトラブルのほとんどは、油圧機器にとっての血液である作動油のコンタミネーションによって惹き起こされる。このコンタミネーションを中心に、トラブルの発生メカニズム、予防対策、分析・評価法のすべてに亘って原理・原則・理論をしっかりと理解することは、油圧機器に関わるすべての技術者にとって極めて重要である。
 本講座では、トライボロジーをベースとして、分かり易さ、実用性を主眼に解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年02月17日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・油圧機器メーカー、油圧機器ユーザー(製鉄所、建機メーカー、農機メーカー)など、油圧機器を扱う上流から下流までのすべての技術者の方
予備知識 ・業務にて油圧機器に携わっていると理解が深まります
修得知識 ・トライボロジーの基本をベースとして、油圧機器の設計、製造、施工、運用における原理・原則・理論に基づいた正しい基礎知識を習得することができる
プログラム

1. 油圧機器のトライボロジー
  (1). トライボロジーとは
     a. 摩耗形態
     b. 潤滑状態
  (2). 油圧機器における損傷形態
     a. 摩耗 (疲労摩耗、アブレシブ摩耗、キャビテーション・エロージョン)
     b. 焼付き

2. コンタミネーション
  (1). コンタミナント(汚染物)の種類と発生源
     a. 固体(塵埃、摩耗粉)
     b. 液体(水、異種油)
     c. 気体(空気)
  (2). コンタミネーションによるトラブル
     a. 固体によるトラブル(動作不良、摩耗)
     b. 液体によるトラブル(フレーキング、ピッチング、キャビテーション)
     c. 気体によるトラブル(動作不良、キャビテーション)

3. トラブルに対する予防的対策
  (1). 機器設計面からの対策
     a. 摺動面に関する検討事項(材料、潤滑理論)
     b. シールに関する検討事項(材料、シール理論、振動)
     c. 作動油に関する検討事項
  (2). 機器運用面からの対策
     a. 製造、施工時の留意点(バリ、カエリ、洗浄)
     b. 油圧回路での留意点(フィルターの設置位置)
     c. 作動油に絡む留意点(保管)

4. トラブルに対する経時的対策
  (1). 状態監視保全
  (2). オイルサンプリング
     a. 実際のサンプリング方法
     b. サンプリング周期
  (3). オイルの評価方法
     a. 性状評価
     b. 汚染度評価
     c. 摩耗評価
  (4). 診断結果に基づく対策
     a. 更油
     b. 浄油
     c. その他

キーワード 油圧機器 トライボロジー 疲労摩耗 アブレシブ摩耗 キャビテーション・エロージョン 焼付き コンタミネーション 作動油 状態監視 オイルサンプリング 性状評価 汚染度評価 摩耗評価
タグ トライボロジー機械油・空圧
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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