流体力学の基礎と流体抵抗低減への応用

〜 流体力学の基礎、流体モデルと流れ場加速度、運動を表す式、実在する流体の流れ 〜

・流体の抵抗発生メカニズムを学び、損失低減による効率的な製品づくりへ応用するための講座

・動画や写真を用いて流体を可視化し、損失低減の発生メカニズムを理解することにより、画期的な製品開発に結びつけよう!

講師の言葉

 水や空気の「流れ」は身近な現象であるが、目で見ることが難しいことからイメージしづらく、

本格的に勉強しようとすると数学の壁に阻まれる。

 本セミナーでは、流れの現象を整理し、四則演算で表される簡単な流れの問題解決法から

本格的な流体力学に必要なものの見方や方程式の導出を基礎からわかりやすく講義する。

実験動画や可視化写真を用いて流れをイメージし、水や空気の抵抗の発生メカニズムを理解

する。そして、渦を制御することで抵抗を低減する方法や新開発の画期的な風車について紹

介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月22日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・流れの問題に関わる技術者の方 ・流体の運動に興味がある方 ・流れの現象を直感的に理解したい方 ・流体の運動に興味があり、仕事として流れを扱うが、基礎理論に不安がある方 ・流れの原理を基本から学び、物理現象と数学を結びつけて理解したい方
予備知識 ・予備知識は必要ありません
修得知識 ・「流れ」という現象を理解し、渦についての理解を習得する ・流れによる抵抗の発生メカニズムを理解し、抵抗を低減する方法についての基礎を修得する ・流れを表すための数学の基礎を理解し、解を得るための考え方を理解する
プログラム

1. 流体および流動現象の定義

 (1) .力学的分類における流体

   a.流体と固体の違い

   b.理想的な流体と現実の流体

 (2) .流れ場を構成する変形の種類

   a.剛体の運動

   b.変形

   c.渦

2. 四則演算で表される流体力学

 (1) .非粘性流体の運動

   a.ポテンシャル流れ

   b.エネルギ保存の法則

 (2) .簡単な流れの例

3. 現実の流体の運動を表す数学

 (1) .流体のモデル化

 (2) .流れ場の加速度

   a.オイラーの見方とラグランジュの見方

   b.物質座標系と実質導関数

 (3) .運動を表す式

   a.質点の運動方程式

   b.連続体に対する運動方程式(コーシーの運動方程式)

   c.ニュートン流体の構成方程式とナビエ・ストークス方程式

 (4).例題

   a. 定常な流れ

   b. スプレッドシート法による非定常流れに対する解法

4. 実在する流体の流れ

 (1) .渦と抵抗

 (2) .流れの抵抗を下げる2つの方法

   a.リブレットによる乱流境界層への移行促進

   b.乱流遷移を遅らせて抗力低減(トムズ効果)

 (3) .複雑流体の流動現象

   a.単純流体と複雑流体

   b.粘弾性流体の流動現象の例

 

キーワード 流体 流体力学 オイラー ラグランジュ CFD ナビエ・ストークス方程式 乱流境界層 渦
タグ 流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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