ミリ波アンテナの設計手法と車載ミリ波レーダの高機能化のための高周波応用技術

〜 様々なミリ波応用、車載センシング技術、ミリ波平面アレーアンテナの設計技術、 自動車レーダシステムの実装技術、ミリ波イメージング技術 〜

・高機能化を実現し、車載ミリ波レーダーの開発実務に活かすための講座!

・ミリ波アンテナの実用上の課題とそれを考慮した設計手法を学び高機能化技術や信頼性確保に活かすための特別セミナー!

講師の言葉

 波長寸法で構造が決まるアンテナは、原理的には、すべての寸法を波長比でスケールダウンあるいはスケールアップすることで、異なる周波数で同じ特性のアンテナが設計できる。ところがミリ波の電磁波は、極端に周波数が高いため、実際に設計、試作し、実験により特性評価してみても、設計通りの特性がなかなか得られない。これは、伝送線路の損失が予想以上に大きかったり、アンテナ各部の寸法が製造限界により制約条件を受けたり、製作誤差や組み付けのばらつきが波長に対して無視できない大きさになってしまったりすることなどに起因し、実用上の課題が多い。

 本セミナーでは、まず、ミリ波ならではの性質が応用に適しているために、先行して実用化された自動車レーダの研究、開発動向について紹介する。さらに、ミリ波アンテナの実用上の課題とそれを考慮した設計手法や、その高機能化の一手法として注目されている指向性走査技術について解説する。そして、自動車レーダシステムにアンテナを実装する上で重要な異種伝送線路接続技術について解説する。最後に、ミリ波センシング応用の一つであるミリ波イメージング技術について紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月06日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車レーダ、アンテナ、車載システム、ITS、通信他、関連企業の技術者 ・概要から設計例まで話しますので、この分野の動向を聞きたい人から、設計技術を学びたい人まで、対象となります。
予備知識 ・アンテナや高周波回路を見たことがあることが望ましいですが、無くても良いです。
修得知識 ・技術動向と、設計方法の概要が理解でき、簡単なマイクロストリップアレーアンテナであれば設計できる。
プログラム

1.自動車レーダの概要

  (1). 様々なミリ波応用

    a.大容量ミリ波通信(ミリ波WiFi、第5世代移動通信(5G))

    b.車載ミリ波レーダ

  (2).車載センシング技術

    a.様々なセンシング方式

    b.各種センシング方式の比較とミリ波センシングの特徴

  (3).自動車レーダの開発動向

2.ミリ波平面アレーアンテナの設計技術

  (1).指向性走査方式

  (2).様々な高利得アンテナ

  (3).マイクロストリップアンテナの設計例

  (4).各種アンテナのミリ波応用における課題

3. 自動車レーダシステムの実装

  (1).異種伝送線路接続技術

    ・アンテナと高周波回路との接続

    a.様々な伝送線路とアンテナ形態

    b.マイクロストリップ線路導波管変換器

  (2).FMCW方式の基礎

   ・距離および相対速度の同時検出

    a.距離検出と相対速度検出

    b.FMCW方式による距離と相対速度同時検出の原理

  (3). 周波数選択板によるレドーム損失低減

4. ミリ波イメージング技術

  (1).ミリ波イメージング技術の概要

  (2).検波回路モジュール

  (3). レンズアンテナ

  (4).イメージング評価例

キーワード 自動車レーダ ミリ波アンテナ アレーアンテナ 指向性操作方式 異種伝送線路接続技術 FMCW方式 ミリ波イメージング技術 マイクロストリップアンテナ マイクロ波 FMCW方式
タグ アンテナ通信回路設計
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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