Pheeqcの効果的な使い方と溶液反応のモデル化への応用 〜1人1台PC実習付〜

〜 Pheeqcによる溶液平衡計算、沈殿・溶解平衡計算、吸着平衡計算 〜

・少しずつステップアップしながらPheeqcの基本的な使い方がマスターできる講座

・溶液平衡計算を中心として、沈殿平衡や表面錯体モデルについて修得し、水処理や資源処理に活かそう!

※PCは弊社でご用意いたします

講師の言葉

 Phreeqcは化学平衡計算を手軽に実践することができるフリーソフトですが、300ページにもわたる英文解説書を解読して使いこなせるようになるには時間と労力を要します。
 本講義では、溶液平衡計算を中心として、固相との平衡を取り扱うための沈殿平衡ならびに表面錯体モデルをわかりやすく解析します。また、さらなる応用例として、反応速度モデルや一軸移流拡散モデルと溶液平衡計算を練成させた例題などを紹介し、少しずつステップアップしながら講義終了時にはPhreeqcの基本的な使い方をマスターすることを目指します。例題には、無機有害元素を主とした廃水処理を題材として、溶液pHや化学種の把握、中和滴定曲線の作成、1次元のカラム試験の解析などを取り上げます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月03日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・化学、食品、環境、エネルギー等の分野において溶液中のイオンの挙動や固相吸着現象を定量的に評価したい方 ・特に環境モニタリング、廃水処理、土壌浄化、資源回収プラントに携わっている方
予備知識 ・大学教養程度の化学の知識、ワードやエクセルの基本的な使用法
修得知識 ・Phreeqcの基礎的な使い方 ・廃水処理に関係する化学平衡計算の知識 ・吸着現象の中の表面錯体反応の基礎的な知識
プログラム

1.Phreeqcとは
 (1).化学平衡計算ソフトウエアの比較
 (2).Phreeqcの概要
     a.ダウンロードの仕方
     b.Phreeqcに関連するWeb情報
     c.ver.2とver.3の比較
     d.Phreeqcで計算できること
     e.計算の流れ
 (3).データベースの種類と選択
 (4).出力の仕方

2.溶液平衡計算
 (1).溶液平衡計算の基礎
 (2).濃度と活量
 (3).イオン強度と活量係数
 (4).溶液平衡計算の解き方
 (5).PhreeqcによるpHの計算
     a.“Solution”の使い方
     b.“Charge”の使い方
 (6).Phreeqcによる海水の溶液平衡計算
     a.データベースへの化学種の追加
     b.Outputシートの見方
 (7).Phreeqcによるヒ酸のpH-LogCダイヤグラムの作成
     a.“User_Graph”の使い方

3.沈殿・溶解平衡計算
 (1).沈殿・溶解平衡計算の基礎
     a.飽和指数
     b.溶解度と溶解度積
     c.沈殿・溶解平衡計算の解き方
 (2).Phreeqcによる沈殿・溶解平衡計算
     a.Phreeqcにおける固液平衡の取り扱い方
     b.温度影響の取り扱い方
 (3).データベースへの沈殿種の追加
 (4).Phreeqcによる炭酸ガス飽和溶液中での炭酸塩の生成計算
     a.気液平衡の基礎
     b.“Mix”の使い方
 (5).Phreeqcによる中和滴定曲線の作成
     a.“Reaction”の使い方
     b.酸性坑廃水を対象とした中和滴定曲線の計算例

4.吸着平衡計算
 (1).収着現象の基礎
 (2).Phreeqcによる表面錯体の取り扱い方
     a.表面錯体モデルの基礎
     b.表面錯体モデルの実際
     c.“Surface”の使い方
     d.データベースへの表面錯体種の追加
     e.水酸化第二鉄へのヒ酸の表面錯体形成計算
     f.水酸化第二鉄への亜鉛の表面錯体形成計算
 (3).Phreeqcによるイオン交換の取り扱い方
     a.Phreeqcによる等温線の描き方
     b.“Exchange“の使い方

5.Phreeqcの応用例
 (1).反応速度の組み込み
     a.Phreeqcによる反応速度の計算
     b.“Rates” と”Kinetics”の使い方
     c.Phreeqcによる第一鉄イオンの酸化速度の計算
     d.Phreeqcによる沈殿生成速度の計算
 (2).一次元移流・拡散モデルとの連成
     a.移流・拡散モデルの基礎
     b.境界条件
     c.“Advection”と”Transport”の使い方
     d.Phreeqcによるイオン交換カラムの計算

キーワード Phreeqc 化学平衡計算 溶液平衡計算 沈殿 溶解 中和滴定曲線 吸着 表面錯体 反応速度 一次元移流・拡散モデル
タグ 化学化学工学化学物質攪拌・濾過・蒸留シミュレーション・解析環境吸着水処理
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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