機械図面の読み方・書き方の基礎と実践のポイント 〜演習付〜

〜 機械設計のための材料特性、加工精度とコスト、加工しやすい図面・加工しにくい図面、精度設計 〜

・機械図面の正しい読み方や書き方を学び、高品質なものづくりに活かすための講座

・経験豊富な講師から、加工精度やコストを考慮した正しい機械図面の読み方と書き方をマスターし、図面の不備や加工トラブル防止に役立てよう! 

講師の言葉

 高品質のものづくりのためには、機械加工図面を正しく読み、書くことが大切である。まず、機械図面の基礎を、図面の役割、投影法、寸法記入法、寸法公差とはめあい、幾何公差、表面あらさなどについて、JIS製図規格と機械加工の基礎知識とを関連付けて分かりやすく解説し、加工精度とコスト、加工を考慮した図面の書き方についても述べる。つぎに、NC加工などの自動加工に合った図面の書き方について、その考え方と具体例を38の設計指針にして示す。寸法精度と共に重要な形状精度は、JISの幾何公差の規格で定義と図示方法が定められているが、理解しにくい内容なので、形状精度の測定方法と測定精度に関連付けて分かりやすく解説する。また、機械設計に必要な機械材料の物理的性質と、機械部品設計への影響について、具体例により解説し、材料の使い方の道しるべとする。
 最後に、加工しやすい図面、加工しにくい図面の読み方と書き方の演習を通じて理解を深めるとともに、事例により精度設計の考え方を解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年02月20日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ものづくりにたずさわっている設計・製造・検査・生産管理・品質管理の担当者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・機械加工図面を正しく読むことが出来る ・加工方法を考えた図面の書き方を理解できる ・図面不備による加工トラブルを事前に予見できる
プログラム

1.機械図面と工作精度
  (1).機械図面の基礎
  (2).寸法公差とはめあい
  (3).幾何公差
  (4).機械加工の基礎知識
  (5).工作精度
  (6).加工精度とコスト
  (7).加工を考慮した図面

2.自動加工のための設計指針
  (1).自動加工の不自由さと設計へのメッセージ
  (2).自動加工のための設計指針の目的
  (3).設計指針を適用するメリット 
  (4).自動加工とNC工作機械の特徴
  (5).部品の形状精度と自動加工
  (6).自動加工のための設計指針(38例)
  (7).運用上の注意

3.形状精度の図示と測定方法、精度
  (1).機械加工の精度の3要素
  (2).形状精度は良いものづくりの基本
  (3).形状精度の指定公差と測定精度
  (4).形状精度の測定方法と測定精度および測定器の精度
  (5).形状及び位置の精度の定義、図示及び測定方法
  (6).形状精度の普通許容差

4.機械設計のための材料特性
  (1).材料とその物性
  (2).強度とヤング率
  (3).熱伝導率と熱膨張率
  (4).温度と強度

5.加工しやすい図面、加工しにくい図面の読み方、書き方演習
  (1).加工できないのはなぜ?
  (2).寸法公差はいくら?
  (3).Rz6.3 の意味は?
  (4).なぜ加工がむずかしい?
  (5).図面のどこが悪い?

6.精度設計を考える
  (1).温度と精度、温度変化と軸受はめあい
  (2).組立部品の公差の配分

7.参考
  (1).機械加工現場のトラブルシューティング

キーワード 機械図面 工作精度 寸法公差 幾何公差  指定公差 測定方法 精度 トラブルシューティング
タグ 機械機械要素設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日