産業洗浄の基礎と効果的な洗浄技術の選定・評価法および最新技術

〜 洗浄方法と特徴、洗浄剤の種類、洗浄工程のメンテナンスのポイントおよびリスク管理 〜

・実際の洗浄工程例を参考に、工程の選定理由・工程管理を総合的に解説する講座

・製品品質の向上、不良発生率の低下を実現し、次工程での不具合を未然に防止する洗浄技術を体系的にマスターする特別講座!

・フッ素系溶剤、非水系可燃性洗浄溶剤、準水系・水系洗浄剤の最新トピックスも公開!

講師の言葉

 洗浄というと油分除去やスマットなどの微小固形物の除去工程と思われがちだが、洗浄は次工程で不具合を生じる原因となる物質を取り除く作業である。このため、洗浄の対象となる汚れは油脂・フラックス・金属粉・金属酸化物・研磨粉などはもちろん錆・酸化膜から指紋・カビ・細菌などに至るまで多岐にわたる。
 実際の製造現場でも洗浄工程は製品の品質や不良発生率を左右するきわめて重要な工程である。このため、加工・研削・表面処理・メンテナンス・リサイクルなど、ほとんどの生産工程の前後で、何回もの洗浄作業があり、目的に応じて種々の洗浄工程が採用されている。
 従って、洗浄の基礎知識や洗浄剤・洗浄方法という断片的な知識ではなく、実際の洗浄工程例を参考にして、それらの工程が選定された理由や洗浄工程の管理などを総合的に理解していただくことが必要である。
 本講座では、洗浄の評価から洗浄法、洗浄剤の種類と工程、メンテナンスまでを総合的に理解し、実務へ活かせるよう解説する。また洗浄の最新トピックスも紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月27日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・産業洗浄(特に、自動車、電気・電子、機械、精密部品など)のプロセス・品質管理に係わる方
予備知識 ・特に必要ありませんが、大学教養課程レベルの物理および化学の予備知識があればなお理解しやすい
修得知識 ・洗浄方法と洗浄剤の基礎知識 ・洗浄評価の対象と方法 ・洗浄液やすすぎ液の管理と混入不純物の除去法 ・乾燥方法 ・これらの基礎知識を実際の洗浄工程から見直すことにより、効果的な洗浄技術の構築を体系的にマスターできる
プログラム

1.洗浄概論
  (1). 洗浄とは
  (2). 汚れと洗浄
  (3). 洗浄速度と到達清浄度に関わる要因

2. 洗浄評価法の種類と特徴
  (1). 油分測定法の種類とその特徴
  (2). 固形分測定法の種類とその特徴

3. 洗浄方法とその特徴
  (1). 浸漬洗浄
  (2). 流動(噴流)洗浄・吸引洗浄・(パイプ洗浄)
  (3). 揺動洗浄・バレル回転洗浄
  (4). スプレー洗浄
  (5). 超音波洗浄
  (6). 電解洗浄
  (7). 減圧(真空引き)洗浄

4. 洗浄剤の種類・効果的な洗浄工程の実際とポイント
  (1). 非水系洗浄剤と洗浄方法
     a. 非可燃物洗浄剤(ハロゲン系洗浄剤)
     b. 可燃物洗浄剤(炭化水素)
  (2). 準水系洗浄剤と洗浄方法
  (3). 水系洗浄剤と洗浄方法
     a. 酸性洗浄剤
     b. 中性洗浄剤
     c. アルカリ性洗浄剤

5. 洗浄工程のメンテナンスのポイント
  (1). 洗浄液管理
     a. 油水分離
     b. 固液分離
  (2). すすぎ液の管理

6. 実際の洗浄工程と最新トピックス
  (1). フッ素系溶剤の開発状況と洗浄工程
  (2). 非水系可燃性洗浄溶剤を使用する洗浄工程
  (3). 準水系洗浄剤を使用する洗浄工程
  (4). 水系洗浄剤を使用する洗浄工程
     a. 自動車部品用洗浄機とノンリンス洗浄剤
     b. めっき前洗浄
     c. アルミニウムとマグネシウムの陽極酸化処理前洗浄
     d. 超高速蒸気流によるスプレー洗浄
     e. 機能水
  (5). その他

7. 洗浄剤を安全に使用するために
  (1). リスク評価と労働安全衛生法
  (2). 製品ラベルとSDS
  (3). その他

キーワード 洗浄評価 油分測定法  固形分測定法 揺動洗浄 バレル回転洗浄 スプレー洗浄 超音波洗浄 電解洗浄 減圧洗浄 非水系洗浄剤 準水系洗浄剤 水系洗浄剤 フッ素系溶剤 
タグ 洗浄
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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