高温疲労・クリープの基礎と高温機器の余寿命予測および事例

〜 高温疲労、クリープによる損傷・破壊と寿命予測およびデータと設計指針 〜

高温疲労、クリープによる破壊の実例を挙げて寿命予測を分かりやすく解説する講座

・高温機器のクリープ、疲労による損傷を未然に防ぎ、機器の高信頼性・長寿命化を実現するための特別講座!

講師の言葉

 エネルギー効率の向上や経済性のため、高温機器の運転温度が高くなり、使用環境が苛酷化している。その一方、使用寿命が延長され、老朽化した火力・原子力、化学プラント等の高温機器はクリープや疲労の損傷が蓄積され、適切な対応を怠れば、中国や韓国に見られるような大事故を起こすことになる。我が国では、高温機器の損傷計測・寿命評価に関する技術を開発、蓄積し、事故を未然に防いできたが、一段と高い技術が必要となっている。
 本講義では、このような分野にいる技術者に必要なクリープ・疲労、さらに腐食等の基礎的な事象を理解してもらい、機器の点検・監視、修理・運転に必要な技術の全貌を知り、さらには新設計計画策定等に資する知見をうる機会としたい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年02月02日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・高温機器の設計・製作に携わっている技術者、高温材料・部材の開発・製作に携わっている技術者 ・高温機器の保守管理に携わっている技術者、エネルギー効率向上に関わっている企画・管理部門関係者 ・高温材料や高温機器についての基礎を学びたい方、環境の安全管理に関心のある方
予備知識 ・基礎から話しますので特別な知識は必要ありません。工業高校の化学や機械の知識があれば十分です。必要性や関心があれば十分で、分からないところは当日質問して下さい
修得知識 ・高温機器の現状や潜在している危険性、安全や性能を維持するのに必要なこと ・高温材料・高温機器の種類、求められる性能 ・高温材料や高温機器の設計・製作や性能保証・性能維持に必要なこと
プログラム

1.高温機器の損傷と破壊
  (1). 高温機器の破損事例
      a.火力発電プラント
      b.石油化学プラント
      c.原子力プラント
      d.航空機エンジン
  (2). 高温機器の設計とメンテナンス
      a. 火力発電プラント
      b. 石油化学プラント
      c. 原子力プラント
      d. 航空機エンジン

2. クリープ変形と損傷・破壊
  (1). クリープ試験方法
  (2). クリープ変形機構
  (3). クリープ破壊機構
  (4). 各種高温材料のクリープ変形及び破壊の実例
      a. 炭素鋼
      b. 低合金鋼
      c. ステンレス鋼
      d. 超耐熱鋼

3. 高温疲労と損傷・破壊
  (1). 高温疲労試験方法
  (2). 高温疲労破壊機構
  (3). 高温疲労破壊の実例

4. クリープに関する寿命予測
  (1). 外挿法による寿命予測
  (2). クリープに関する設計データと設計指針
  (3). 損傷評価による余寿命予測

5. 高温疲労に関する寿命予測
  (1). 高温疲労試験データの整理方法
  (2). 高温疲労損傷評価による余寿命予測
  (3). 高温疲労に関する設計データと設計指針

6. 高温プラントにおける損傷評価と余寿命予測事例
  (1). 熱交換器及び圧肉配管における損傷評価と余寿命予測マニュアル
  (2). タービンローターにおける損傷評価のケーススタディ

7. 高温機器管理技術の今後期待される展開

キーワード 高温機器 クリープ変形 高温疲労 寿命予測
タグ 金属金属材料プラント
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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