金属材料における腐食と寿命評価および防食技術

〜 各種金属材料の耐食性、腐食形態の分類と特徴、極値統計による寿命評価 〜

実務で遭遇する腐食問題を解決する能力を身に付けるべく、基礎から防食対策までを学ぶ講座

・腐食のメカニズムと寿命評価、防食技術を学び、機械、製造プラント、構造物の健全性維持に活かすための講座!

講師の言葉

 金属材料の腐食障害はさまざまな産業分野で起こり、共通した問題と、それぞれの工業に特有な腐食障害を生じます。
 本講では共通した腐食問題の基礎を学び、それぞれの産業・技術分野で応用できるようにします。限られた時間内に、腐食問題を扱う技術者にとって必要な基礎的な知識は確実に修得し、実務に遭遇する腐食問題を解決できる能力を修得できることを目指しています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年01月23日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・腐食損傷で問題を抱えている方 ・自動車関連、配管関連、機械設計、製造関連、建築設備、プラント設備等の技術者、保全関係技術者、  品質関連技術者、材料メーカーの腐食関連技術者
予備知識 ・とくに予備知識を必要とせず、初歩から解説しますが、高校卒業程度の化学的知識があればより理解が深まります
修得知識 ・腐食を科学的に理解しうる知識 ・腐食問題に遭遇した場合の問題解決手法 ・腐食の基礎 ・各種金属材料の耐食性 ・腐食性環境とは何か ・腐食形態の分類および特徴 ・防食技術について ・腐食原因調査および腐食試験
プログラム

1. 腐食の基礎
  (1). 腐食の電気化学
  (2). 腐食因子
  (3). 不動態

2. 環境因子の影響
  (1). 海水・淡水
  (2). 溶存酸素(静止水中、通気差電池、マクロセル)
  (3). 塩化物イオン
  (4). 大気

3. 各種金属材料の耐食性
  (1). 炭素鋼
  (2). ステンレス鋼
  (3). 亜鉛めっき鋼板
  (4). 非鉄金属材料(アルミニウム合金、マグネシウム合金、銅合金、など)

4. 腐食形態の分類と特徴
  (1). 孔食
  (2). すきま腐食
  (3). 応力腐食割れ
  (4). 微生物誘起腐食(MIC)

5. 腐食原因調査および腐食試験
  (1). 腐食調査法
  (2). 腐食試験の方法

6. 統計の腐食寿命評価への適用
  (1). 統計の基礎
  (2). 極値統計
  (3). 極値統計の腐食寿命評価への適用

7. 腐食事例とその対策
  (1). 異種金属接触腐食
  (2). 通気差電池腐食
  (3). マクロセル腐食
  (4). 応力腐食割れ
  (5). 微生物誘起腐食(MIC)

キーワード 腐食 孔食 すきま腐食 応力腐食割れ 微生物誘起腐食 異種金属接触腐食 ガルバニック腐食 腐食試験 極値統計
タグ プラント腐食・防食
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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