金属の疲労破壊・損傷のメカニズムと対策および強度設計への応用 〜演習付〜

〜 事故例に基づく疲労強度設計、材料力学と破壊力学、機械部品の疲労強度設計、破損事故解析法、フラクトグラフィ、最適設計活用へのポイント 〜

・強度設計に必要な材料力学、破壊力学、破損事故解析法などを分かりやすく解説する講座

・事例を通して事故防止に活かすための設計・解析法のポイントを修得し製品の破損防止や対策に活かそう!

講師の言葉

 ものづくり企業は、社会に役立ついろいろな機能を有する製品を提供し顧客に満足して頂きその対価として利益を得ている。しかし、同時に提供した製品が事故等で顧客・社会に迷惑を掛けないという社会的使命をも担っている。企業の技術者の業務はこの両者をうまく両立させることに重きを置いてきた。

 しかし現実には、トレーラハブの疲労破損、原子炉シュラウドの応力腐食割れ、エレベータ暴走、航空機スラットボルト脱落による火災事故、蒸気タービン翼破損、ジェットコースタ車軸破損、湯沸かし器はんだ部断線、トンネル天井板崩落事故と絶え間なく起こる事故は社会問題となってきている。

 今回のセミナーは特に破損事例の多い疲労をターゲットに、その強度設計に必要な材料力学、材料工学、破壊力学、あるいは品質保証・事故対策に必要な欠陥評価・事故解析技術、さらにはこれらを統合しシステム化したCAD/CAE一気通貫設計等を解説する。

 またこの講座では、初心者にもよく理解していただけるように分かりやすい事例を中心に解説する。

 機械・機器の軽量化、長寿命化、高信頼化に向けて強度設計、品質保証、保全に関わる技術者に聞いていただきたいセミナーである。    

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年02月13日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・開発設計、生産技術、品質保証、保全のすべての技術者、及び強度解析、構造解析研究者、技術者
予備知識 ・材料力学の基礎知識 ・破壊力学、接触解析等は講義で解説します 
修得知識 ・疲労強度、破壊力学、局部応力評価法、事故解析について
プログラム

1.事故例に基づく疲労強度設計概論 

 ・事例と疲労強度

材料力学と破壊力学

  (1).棒・梁の応力 

  (2).棒・梁の変形 

  (3).応力集中と破壊力学

  (4).座屈

  (5).材料力学モデルと実構造 

材料工学と疲労メカニズム

  (1).S-N曲線

  (2).疲労破壊の機構

  (3).応力集中部位の疲労

  (4).腐食疲労 

機械部品の疲労強度設計

  (1).高速回転軸

     a.応力集中

     b.フレッティング) 

  (2).ねじ締結部

  (3).強度設計

破損の種類と特徴

  (1).破損部位

  (2).破損現象

  (3).破損要因

破損事故解析法

  (1).破損解析の手順

  (2).破損解析の手法

フラクトグラフィ

  ・破面解析(フラクトグラフィ)の重要性と活用

CAD/CAE(最適設計)による一貫設計・例

  ・解析結果を反映したCADデータ形状作成

  ・最適設計活用へのポイント

演習

10まとめと質疑応答

キーワード 材料力学 破壊力学 破損要因 破損解析 フラクトグラフィ CAD/CAE一貫設計  最適設計
タグ 金属金属加工金属材料ねじ破面解析疲労応力解析機械要素材料力学・有限要素法設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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