絶縁技術の基礎と絶縁劣化・破壊対策およびそのポイント

〜 電子機器絶縁の基礎知識、電極間隔と絶縁劣化、エレクトロケミカルマイグレーション劣化とその防止策 〜

・電子機器における個々の機器の代表的な絶縁劣化と破壊のメカニズムを修得し信頼性確保に活かすための講座

・絶縁劣化、破壊における事故事例と防止策を学び、電子機器の安全性を確保しよう!

講師の言葉

 電子機器あるいは電気機器に於いて、耐用年数から使用環境等さまざまの状況 を勘案して製品化する必要がある。これらの条件がさまざまであるため対応を間違えると大変なトラブルに巻き込まれる危険性がある。
 近年益々高密度実装化が 進められ、同時にコスト低減が伴うので、機器の設計に当たっては、どこの部分はコスト低減でき、どこの部分に多少コストがかかっても対応しておくべきかの 見極めが極めて重要となる。さらに、部品調達が多角化しており、スペックに見合ったコスト低減を図る事が要求される中で水平分業が進められている。
 これを行うにあたって最も重要なのは購入スペックが的確であることが最も肝要である。これを間違うと、安 いからと云って購入製品が思わぬトラブルになることが良く見受けられることで ある。これらのことに常に十分な留意が必要である。
 以上の観点にたって、「絶縁劣化・劣化のメカニズムと対策のポイント」につ いて必要な基礎知識と対策技術までを判り易く解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年01月31日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電子機器(自動車、医療機器、産業機器、情報機器、民生機器など)の材料・部品製造からシステム設計、製品組み立て製造の研究開発から設計・製造並びに技術営業担当者の方
予備知識 ・特に必要としません。現在担当されている範囲で、疑問点を把握していただければ大丈夫です
修得知識 ・具体的な絶縁劣化と破壊についての基礎知識 ・個々の機器の代表的な絶縁劣化と破壊のメカニズムと防止策 ・故障解析に欠かせない統計的手法
プログラム

1.絶縁技術とは

2.最近のトラブル事例とその課題

  (1).事故収集と報道された事故例

     a.最近の事故例

     b.大きな事故例の検証

(2).事故に見る対処の仕方について

a.生産体制の不備

b.過去からの反省

c.競争激化にあって事故を無くすには

d.体制の強化

e.モジュール製品の信頼性評価について

3. 電子機器絶縁の基礎知識

(1).電損失、絶縁抵抗
(2).絶縁破壊強度
     a.固体の絶縁破壊
     b.気中放電
(3).絶縁劣化の要因
     a.熱劣化
     b.トリーイング劣化
     c.部分放電による劣化

4。電子機器における機器故障とその対策

(1).絶縁劣化はどのような処で見られるか、その対策の応用例
     a.トラッキングによる劣化
     b.トリーイングによる劣化
     c.エレクトロケミカルマイグレーションにより劣化
     d.エレクトロマイグレーションによる劣化
     e.ウィスカによる劣化
 

5.信頼性解析手法

(1).FME

(2).寿命と平均故障間隔

(3).分布関数とその利用法

6.機器絶縁の劣化と破壊および防止策

(1).電子機器の劣化の概要

(2).電極間隙と絶縁劣化

a.電極間隙と耐電圧特性

b.トラッキング劣化とその防止策

c.エレクトロケミカルマイグレーション劣化とその防止策

d.ウィスカ発生とその防止策

e.エレクトロマイグレーションによる劣化

7.まとめと質疑応答

キーワード 絶縁技術 信頼性評価 絶縁劣化 絶縁劣化 熱劣化 トラッキング劣化 電子機器絶縁劣化 耐電圧特性 故障寿命解析
タグ 絶縁電気電子機器電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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