破壊力学の基礎と破壊損傷の未然防止への応用

〜 材料強度・破壊力学の基礎、破壊靭性と評価法、余寿命予測への応用、き裂進展の抑制による破損防止策 〜

  • 破損防止や破壊の制御に必要な破壊力学のポイントと適用例を基礎から解説する講座!
  • 実務で最も多く直面するき裂進展を中心に破壊力学の基礎から習得し、破壊未然防止や安全設計に活かそう!

講師の言葉

 機械・構造物の設計や開発に加え、それらの保守・維持管理を行うためには破壊力学の基礎を理解することが重要となります。さらに、単に破壊を未然に防ぐことのみならず、破壊を制御して”安全な壊れ方”をさせることで、機械・構造物を安全・安心に使用することにも繋がります。

 本講座では、破壊力学の基礎についてベースとなる材料力学を交えながら説明するとともに、破壊と材料強度の関係について解説します。さらに、いくつかの破壊力学試験法について紹介するとともに、実機への破壊力学の適用例について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年01月30日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車部品、輸送機、機械、構造物、設備、タービンに携わる技術者の方
予備知識 ・材料力学の知識 ・材料の基礎知識
修得知識 ・破壊力学の基礎的な考え方 ・破壊力学パラメータの評価手法と活用方法 ・設計および保守管理における破壊力学の活用方法
プログラム

1. 材料強度の基礎

  (1). 応力とひずみ、ひずみエネルギー

  (2). 平面応力と平面ひずみ

  (3). 脆性・延性材料と破損の法則

  (4). 応力集中と塑性拘束

2. 破壊力学の基礎

  (1). 線形弾性体のき裂先端近傍における応力とひずみ

  (2). 応力拡大係数と負荷モード

  (3). エネルギー解放率

  (4). 非線形破壊力学とJ積分

  (5). き裂先端塑性域と小規模降伏条件

3. 破壊靱性

  (1). 平面ひずみ破壊靱性とその評価

  (2). J積分とCTODによる破壊靱性評価

4. 繰り返し負荷によるき裂の進展

  (1). 疲労破壊の基礎

  (2). 疲労き裂の発生と進展

  (3). 疲労き裂進展試験

5. 破壊力学の実機への応用

  (1). 破損の解析と原因分析への応用

  (2). 余寿命予測への応用

    a. 応力拡大係数とJ積分の適用

    b. 非破壊検査との組み合わせ方

    c. 初期欠陥、潜在き裂の考え方

  (3). き裂進展の抑制による破損防止の対策

    a. き裂進展の抑制

    b. 保守・点検作業からみたき裂進展制御

6. 複雑系破損への破壊力学の適用

  (1). 高温におけるき裂の進展

  (2). 複合材およびコーティング材における界面問題と対策

キーワード ひずみ 平面ひずみ 応力集中 塑性拘束 破壊靭性 繰り返し負荷 疲労破壊 き裂進展 応力拡大係数 複合材
タグ 疲労強度設計材料力学・有限要素法
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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