分散・凝集技術の基礎とその応用・例 〜個別相談付〜 [大阪開催]

〜 目的の系を得るための分散・疑集技術、粒子を沈降・浮上させない技術、粒子をバラバラに保ちたい技術、各評価技術とそのポイント 〜  

・望みの系を実現する分散・擬集技術を修得し製品開発に応用するための講座

・粒子の「沈降・浮上」「粒子の合一・擬集」に関する技術をマスターし機能性の高い応用製品を開発しよう!

講師の言葉

【第一部】

  企業で開発に携わっている研究者や技術者にとって、分散・凝集の科学と技術は、欲しい系(商品の配合、プロセスの制御、使用時の利便性等)を得るための手段に過ぎない。

そこで本講座では、得たい系(例えば、粒子が沈降・浮遊しない系、粒子をバラバラに保ちたい系、凝集によって分離させたい系など)の側から見て、それを得るために必要な科学/技術は何かをわかりやすく解説します。

【第ニ部】

 分散・凝集の理論と手法を、利用する立場から解説する。また、その為に必要な評価と測定技術とポイントについて詳しく解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年12月16日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 大阪会場 (たかつガーデン)
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・電池、電子材料、水処理技術、製紙、インク、塗料、色材、食品、土木・建築等に関わる部門の研究者、技術者 ・微粒子・ナノ粒子を扱っておられる技術者の方で、粒子濃度が高い系で分散・凝集についてお困りの方、微粒子の品質管理でお困りの方
予備知識 ・粉体に関する基礎知識があると理解しやすい
修得知識 ・分散(サスペンション、入荷、泡)の安定性に関する知識と技術 ・分散を壊し凝集させる知識と技術 ・分散、凝集技術を利用した製品の実例、多数の評価・測定技術の詳細
プログラム

1.欲しい系を得るための分散・疑集技術

 (1).粒子が沈降・浮上しない系

   ・ケーキングとクリーミングの防止技術

 (2).粒子が合一・凝集しない系

   ・粒子をバラバラに保つ

 (3).粒子が合一・凝集した系

   ・相分離させる技術

2.粒子を沈降・浮上させない技術とポイント

 (1).粒子を微細化する方法

   a.粒子の沈降(浮上)速度と粒子の大きさ

   b.ブラウン運動

   c.沈降(浮上)速度とブラウン運動の競合

 (2).散媒の性質を変える技術とポイント

   a.分散媒の粘度を大きくする

   b.分散媒に粘弾性(降伏値)を持たせる

   c.分散媒を固める

    ・分散媒をゲル化する方法

    ・液晶乳化法

3.粒子を合一・凝集させない技術とポイント

  ・粒子をバラバラに保つ技術

 (1).DLVO理論(静電反発力の利用)

   a.コロイド粒子間における静電反発力

   b.van der Waals 引力

   c.粒子間ポテンシャルと分散の安定性

 (2).高分子の吸着による立体反発力の利用

   a.透圧による反発

   b.エントロピー反発力

   c.表面力直接測定法(SFA)

   d.Pickering Emulsion

 ・微粒子の吸着による合一防止

   e.Active Interfacial Modifier(AIM)

   f.液晶乳化

4.粒子を合一・凝集させる技術

 ・相分離させる技術

 (1).静電反発力を除去する方法

 (2).立体反発力を除去する方法

5.粒子を合一・凝集させない技術を評価する技術法とその応用

 ・微細化した粒子径を評価する技術

 (1).レーザー散乱回折

 (2).動的光散乱法

  ・ブラウン運動評価法

 (3).遠心沈降分析法

  ・沈降速度評価と粒子径分布評価

   a.ISO-TR13097に基づく「分散安定性」の定義

   b.沈降速度評価

   c.クリア(透過率変化)速度評価

   d.安定性の寿命

   e. ナノラベル化に伴うナノ粒子計測の規則と実用評価法

    ・分散体そのものを評価する技術

 (4).粘度評価

 (5).粘弾性(レオロジー特性)評価

 (6).超音波スペクトロスコピーによる粒子径分布評価

6.粒子の合一・凝集を評価する技術とその応用

 ・DLVO理論に基づく評価技術(静電反発力の評価)

 (1).静電反発力の指標となるゼータ電位測定

   a.顕微鏡電気泳動

   b.電気泳動光散乱法

 ・ELS法

   c.超音波法

   d.電気音響法(ESA)法

 (2).粒子−溶媒界面の分子間力評価(Hansen Solubility Parameter)

   a.計算方法概論

   b.遠心沈降分析法による評価

   c.パルスNMR法による評価

 (3).ゼータ電位と分散安定性の相関性評価技術

 ・高分子の吸着挙動と吸着量の評価技術

   a.パルスNMR法

   b.X線小角散乱法(SAXS)

キーワード 分散技術 凝集技術 粒子 沈降 相分離 粒子径評価 遠心沈降分析法 
タグ 粉体・微粒子
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
大阪会場 (たかつガーデン)
住所: 〒 543-0021 大阪府大阪市天王寺区東高津町7−11
電話番号 : 06-6768-3911

新大阪駅からお越しの場合:
JR新大阪駅- > JR/近鉄 鶴橋駅 -> 近鉄大阪上本町駅
JR新大阪駅- > JR難波駅 -> 近鉄難波駅 -> 近鉄大阪上本町駅
JR新大阪駅- > JR天王寺駅 -> 「あべの・上本町」巡回バスにて近鉄大阪上本町駅下車
http://www.kintetsu-bus.co.jp/route/circlebus/

大阪伊丹空港からお越しの場合:
リムジンバスにて約40分
http://www.okkbus.co.jp/timetable/itm/t_ueh.html
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