永久磁石材料の基礎と使用上のポイントと注意点 〜個別質問付〜

〜 永久磁石の特徴および減磁・着磁への最適方法と留意点、磁気回路設計上の注意点 〜 


・実務における日々の課題に対応できる知識と応用技術が修得できる講座

・永久磁石の特性と効果的活用法を学び応用機器の開発に活かそう!

講師の言葉

 本講座では、永久磁石の基礎と永久磁石材料の特徴および永久磁石を用いた設計の基礎的概念を平易に説明します。

また永久磁石を使った応用機器の設計&製作に日々従事している技術者に必要な永久磁石の特性の見方、使い方を解説します。
 永久磁石の着磁特性と測定方法および適用設計のポイントを、はじめとして、実務における日々の課題について対応できる知識と応用技術を習得して頂く絶好の機会と思います。
 永久磁石大手製造メーカに長年在籍し、永久磁石特にNdFeB焼結磁石の研究開発および市場開拓等の経験に基づいて様々なご質問に回答し、お話します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年11月17日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・磁石を扱っている技術者・研究開発者・技術営業担当者 ・永久磁石設計、応用機器の設計、製作の技術者および関連部門の方 ・永久磁石の品質管理部門の方
予備知識 ・特に必要としません
修得知識 ・永久磁石設計、応用機器設計、製作のための永久磁石の知識 ・永久磁石トラブル対応方法、永久磁石の品質管理、受け入れ検査管理、QC知識
プログラム

1.永久磁石の基礎と概要

  (1).永久磁石の主な用途

  (2).市場動向(主にNdFeB磁石の市場動向について)

  (3).減磁曲線の見方?

  (4).各種永久磁石材料の製造工程および特徴・用途

  (5).永久磁石に使われる元素の磁性

  (6).C良い磁石とは

2.各種永久磁石の特徴と実際?

  (1). NdFeB焼結磁石

     a.N結磁石の製造プロセス

    b.NdFeB磁石の設計

    c.希土類資源の世界的現状と今後の展望

   d.NdFeB焼結磁石の保磁力について

e.NdFeB焼結磁石の構成相概念図

f.結晶配向度と残留磁束密度?

g.配向度と保磁力減少率

h.NdFeB磁石の保磁力の支配要因・高保磁力化の手段

i.Br、HcJ、異方性磁界のDy量依存性

j.R2Fe14B 化合物の磁気特性

k.NdFeB磁石の保磁力発現機構

     ・Dy拡散材の概念

      ・Dy拡散技術と保磁力傾斜磁石

     ・NdFeB焼結磁石の製造プロセス

     ・Dy拡散工程の概要

      ・Dy拡散による高保磁力化

     ・Dy拡散材の磁石特性

     ・Dy蒸着拡散による高Br・高Hcj化

     ・Dy拡散による傾斜保磁力磁石

     ・Dy拡散磁石の保磁力分布

     ・Dy拡散による傾斜保磁力磁石の減磁特性SPMモデル

     ・Dy拡散磁石の保磁力の粉砕粒径依存性

     ・NdFeB焼結磁石の表面処理と寿命

     ・各種表面処理とその特徴?

     ・各種表面処理の特性]

(2).フェライト磁石

     a.フェライト磁石の結晶構造

     b.フェライト磁石の特長

     c.フェライト磁石の製造工程

     d.フェライト新組成磁石の磁気特性

e.フェライト磁石高性能化のポイント

f.フェライト磁石の磁気特性分布

g.ミクロ構造の適正化

h.主相組成改良による磁気特性の向上

i.磁気特性の温度依存性の改

  j.高性能フェライト磁石を使用したDCモータ設計

  k.フェライト磁石の磁気特性の推移

(3).鋳造磁石

     a.鋳造磁石製造工程

     b.アルニコ磁石の長所・短所・用途

     c.アルニコ磁石の構造、組織写真

d.FeCrCo磁石の長所・短所・用途

e.FeCrCo系磁石の状態図と熱処理条件

(4).その他の磁石

     ・軟磁性材料および軟磁性材料に求められる特性

3.磁石使用上のポイントと注意点

  (1).着目すべき特性・注意点

     a.ヒステリシス曲線、減磁曲線の見方

b.磁石単体のパーミアンス

c.アンペールの法則、ガウスの法則

d.パーミアンス係数決定因子

e.最大エネルギー積とは

f.永久磁石の安定性

g.磁気回路設計上の注意点

(2).減磁への対応方法・注意点

      a.外部(コイル)からの減磁界(電機子反作用)

b.低温減磁、高温減磁について

c.永久磁石の不可逆減磁:高温減磁

d.永久磁石の不可逆減磁:低温減磁

e.経時変化:永久磁石の時間に対する磁化の変化

(3).着磁の方法と注意点

a.着磁の具体的方法?

b.着磁磁界の目安?

c.着磁におけるトラブルとその対応

d.着磁特性?

e.着磁パターン及び着磁ヨーク形状?

f.着磁磁場による減磁曲線の変化

g.着磁の評価方法?

4.まとめと質疑応答

キーワード 永久磁石 永久磁石材料 磁気回路設計 焼結磁石 NdFeB磁石 希土類 フェライト アルニコ 減磁曲線 着磁
タグ 磁石・磁性材料
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日