心地よい音を実現する製品音のデザインの基礎とその事例

〜 製品音のデザイン方法、デザイン事例、音と他の感性の相互作用 〜

製品音におけるデザインの手順とその事例について、基礎からわかりやすく解説する講座

・製品音を「心地よい音」にして、自社製品の価値を向上させる技術をマスターしよう!

講師の言葉

 従来、製品から発生する音はすべて騒音であると考えてきた。このため、騒音レベルが低い製品がユーザにとって良い製品であると一般的には思われてきた。しかし、騒音レベルの低減化には限界がある一方で、音は感性情報として重要な要素である。
 このようなことから、製品音を騒音と捉えるのではなく、一つの音としてポジティブに考え、製品の価値を向上させようとする試みが一部の製品分野で行われている。
 例えば、クリーナの場合、“ごみを吸う”ということと“音”は切り離せない。これら製品音に関しては、従来は騒音の視点から、低騒音化を中心に実施してきた。また、これら低騒音化はある程度製品が出来上がってから実施される場合が多かった。そこで、製品音を設計初期に設定、この設定目標に従って音を創りこむ『製品音のデザイン』を提案している。
 ここでは、製品音に対する考え方の変遷、従来の開発と音のデザインを取り込んだ開発の比較を行い、この結果を受けて『音のデザイン』の手順を紹介、この手順を実際の家電製品に適用した事例を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年02月24日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車をはじめとした輸送機器、OA機器、家電、モバイル機器など業種は問わず、製品の音を向上させたいと考えている研究者、技術者の方
予備知識 ・製品音の快音化、サウンドデザインに関心があれば理解が深まります
修得知識 ・製品音のデザインのための基礎知識 ・製品音のデザインの方法と事例 ・音のデザインにおける今後の展望
プログラム

1. 製品音のデザインの背景
  (1). 製品音はこのように遷移した
  (2). 製品音を製品価値にするには

2. 製品音のデザインの考え方
  (1). 従来の音設計と音のデザイン
  (2). 音のデザインの流れ
  (3). 音のデザインの考え方

3. 製品音のデザインのための基礎知識
  (1). 音の発生メカニズム
  (2). 音の対策方法
  (3). 音の性質
  (4). 音の分類
  (5). 音の評価指標
  (6). 音の解析方法

4.製品音のデザインの方法
  (1). 音のデザインプロセス
  (2). 音のものさし
  (3). 音の感性と製品との関係性

5. 製品音のデザインの事例
  (1). 製品音の分類
  (2). クリーナ音の事例
  (3). コピー機の事例

6. 音の感性の多様性と他の感性との相互作用
  (1). 音の感性の多様性
  (2). 音の評価指標の限界
  (3). 音と他の感性の相互作用

キーワード 製品音 音設計 音デザイン
タグ デザイン振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日