リンク機構の基礎と解析・設計のポイント

〜 自由度・変位・速度の求め方、力・トルクの関係、機構設計のポイント 〜

自由度や動きやすさだけではなく、力学的特性も考慮した機構設計法を学び応用に活かすための講座

最適設計を実現するためのリンク機構の要素技術を基礎から学び、様々な動きに対応した付加価値の高い機械設計に応用しよう! 

講師の言葉

 ロボットや自動機械のような機械システムでは、対象物がどのように動くか、対象物をどのように動かすか、といったこと(自由度)が重要になります。
 どのように動くか調べることを解析といい、どのように動かすか考えて作ることを設計(機構学では総合)といいます。
 また、自由空間を動くだけでなく、時には物と接触し、力やモーメントを受ける場合もあります。その場合は、自由度や動きやすさ(速度の出しやすさ)だけでなく、力学的特性も重要となります。
 本講義では、リンク機構の代表的な対象としてロボットを取り上げつつ、解析の基本的な内容を理解し、設計の初歩について解説いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年10月14日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械システムや機構システム設計に携わる技術者の方
予備知識 ・数学(三角関数、複素数、ベクトル・行列、微分・積分)と物理(力学)の基礎知識
修得知識 ・機構・自由度の考え方 ・リンク機構の運動学解析 ・リンク機構設計の基本 *セミナーでは書籍を配布いたします
プログラム

1.リンク機構の基礎
 (1).機構を構成する要素
     a.機械と機構
     b.節と対偶
 (2).自由度
     a.対偶の自由度とは
     b.機構の自由度とは
     c.機構の自由度を求める

2.リンク機構の運動解析
 (1).変位・速度はどう求めるか?
     a.順運動学:関節から手先を求める
     b.逆運動学:手先から関節を求める
     c.ヤコビアンで速度を求める
     d.特異姿勢を求める
     e.作業領域を求める
 (2).かかる力・トルクの関係は?
     a.静力学:ここでも出てくるヤコビアン
     b.変化する減速比

3.リンク機構設計のポイント
 (1).必要な自由度を決める
 (2).作業領域を設定する
 (3).実現可能か検討する

4.リンク機構の応用例
 (1).ロボットを事例として解説

キーワード リンク機構 自由度 対偶 変位 速度 ヤコビアン 特異姿勢 トルク ロボット
タグ ロボット機械機械要素工作機
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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