金属とセラミックスの焼結プロセスの基礎と応用事例

〜 拡散現象の基礎、材料欠陥の熱力学、種々の焼結方法、ナノコンポジットなどへの応用 〜

・現象が複雑で理論通りに上手くいかないことが多い焼結技術を基礎から学び、応用するための講座

・焼結現象を修得し、高強度、耐熱、耐食、耐摩擦性をもつ高性能部品の開発に活かそう!

・焼結技術は、化学的に安定で高温で使用できることからエネルギー、輸送、製造、建築分野で極めて重要な要素技術となっています

講師の言葉

 焼結は、理屈がわかっても上手にできない材料の製造プロセスかもしれません。しかしながら、その理屈がわかっていれば工夫もしやすくなるのも事実だと思います。とはいえ、学生時代に講義として受けるようなものでもないかもしれません。そして、熱力学と拡散という取っ付きにくい分野がその中心になる上、粉末を扱うために現象が複雑で理論とあわないことが多々あるため、基礎の勉強がおろそかになりやすいのではないかと思います。
 今回のセミナーでは、焼結を基礎から理解することにより、応用に活かせる知識が修得できます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年07月13日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械部品、金属部品、磁気部品、摩耗部品、熱電変換材料ほか関連製品分野の技術者、研究者の方
予備知識 ・基本的な物理や化学の知識 ・材料熱力学や拡散の知識があればさらに分かりやすいです
修得知識 ・熱力学や速度論(拡散)から焼結の基礎理論や知識を習得し、実際の焼結現象の理解に役立てることができる ・焼結の現象論ではなく、基礎的知見からの理解ができるようになる
プログラム

1.焼結の基礎
  (1). 初期焼結
  (2). 中・終期焼結
  (3). 液相焼結

2.拡散現象の基礎
  (1). 拡散機構
  (2). フィックの法則

3.セラミックスの欠陥化学
  (1). 材料欠陥の熱力学
  (2). 欠陥の酸素分圧依存性:Kroger-Vink図

4.焼結の前工程
  (1). 粉末の準備
      a.粉砕
      b.混合
      c.造粒
  (2). 成形
      a.乾式成形
      b.湿式成形

5.種々の焼結方法
  (1). 大気焼結
  (2). 真空焼結、雰囲気焼結
  (3). 加圧焼結
      a.ホットプレス
      b.熱間等方加圧焼結
      c.パルス通電焼結

6.焼結体の評価方法
  (1). 密度測定
  (2). 粒径測定
  (3). 組織観察

7.応用事例
  (1). 雰囲気焼結
  (2). パルス通電焼結
  (3). ナノコンポジットなど

8.まとめ

キーワード 焼結 拡散 セラミックス 欠陥化学 粉砕 混合 造粒 ホットプレス パルス通電 ナノコンポジット
タグ ガラス金属金属加工金属材料材料粉体・微粒子複合素材機械要素粉末治金磁石・磁性材料電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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