最新の表面処理・コーティング技術と製品への応用例

〜 表面処理による耐摩耗、潤滑性、耐熱性、離型性の向上と最新技術 〜

・表面処理の最前線で活躍する3名の講師陣が最新技術を解説する講座
・PVD、DLC、ブラックパールナイト、プラズマCVD法の特性と製品への応用技術についてわかりやすく解説!
・表面処理における最新技術を学び、自社製品の高機能化を実現しよう!

講師の言葉

第1部

 切削工具・精密部品・各種金型の性能を高める硬質、耐摩耗性コーティング・各種表面処理の世界的なテクノロジー・リーダーとして、弊社は摩擦や摩耗を劇的に減少させる薄膜コーティングおよび表面処理プロセスを開発しています。
 本セミナーでは皆様と最新の欧州表面処理技術を学び、活発で有意義なセミナーになることを期待すると同時に、
今後の日本が進むべき表面処理技術の動向などを議論できればと思っております。多くの皆様のご参加を期待しております。

第2部

 DLCはアモルファス炭素膜の総称である。一般的には硬くて潤滑性に富み、低摩擦特性を示し、それらの特性レンジが広いことからDLCをカテゴライズした議論が国内外で活発である。
 魅力的な特徴を有しているDLCは低温処理、基材との反応性の悪さ、被膜残留応力の高さなどにより、密着性を
確保しにくいコーティングであった。様々な工夫により密着性が改善されたDLCは現在ではアルミ合金などの切削
工具、離型性目的の樹脂金型、耐摩耗・摺動性目的の自動車部品、さらに酸素透過防止目的でPETボトルなど、幅広く展開されている。本セミナーではDLCの製法、評価方法、また具体的な事例について紹介する。

第3部

 窒化センサシステムにより最適に雰囲気制御された窒化と潤滑性、耐熱性、離型性に優れる酸化処理を複合させたブラックパールナイト処理について原理、特性、各種金型への応用について解説する。この処理は、従来のコーティングと違って低コストで大重量、複雑形状金型へ応用できる。
 また、PVD法と違って深穴やスリットのある複雑形状品にコーティングでき、低温で密着性、緻密性、離型性に優れるプラズマCVD法についても装置、原理、特性、各種金型への応用について解説する。特にプラズマCVD法によるTiAlSiCNO、TiBN、BN、DLC、ホワイトDLC膜について紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年09月02日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・自動車をはじめとした輸送機器、機械および部品関連の設計、生産技術、製造、信頼性評価に関わる方 ・アルミダイカスト、プレス成形に関わる技術者の方 ・金型、工具の設計開発、品質管理等に関わる方 ・その他、自社製品に表面処理を検討されている若手技術者
予備知識 ・特に必要ございません
修得知識 ・欧州最新のPVD処理及び窒化技術の理解を深めることが可能 ・DLC、CVD、TD、PCVD法の基礎から応用における問題解決技術と最先端技術
プログラム

1.コーティングの種類と欧州における最新技術
  (1). コーティングの歴史
  (2). 表面処理のマーケット動向
  (3). 表面処理の種類
  (4). 表面処理の製造工程
  (5). 表面処理の注意事項
      a. 熱処理
      b. 窒化処理
      c. その他
  (6). 最新の表面処理
      a. アルミダイカスト金型
      a. プレス・板鍛造金型
      c. 樹脂金型
      d. 切削工具
      e. 自動車部品

2. DLCによる表面改質技術と製品の高機能化
  (1). DLCについて
      a. DLCの物性
      b. 身の回りにある応用事例
  (2). 製法
      a. 製法とその種類
      b. 複合処理
  (3). DLCの評価
  (4). 応用事例の紹介
  (5). その他(PVD新規膜の紹介)

3. ブラックパールナイトとプラズマCVD法の各種金型への応用
   (1). ブラックパールナイト
      a. 窒化処理
       ・水素センサの原理と制御システム
       ・窒化ポテンシャルと窒化特性
      b. ブラックパールナイトの種類と特性
       ・窒化+酸化複合処理
       ・窒化+酸化+DLC複合処理
       ・応用例とその効果
   (2). プラズマCVD(PCVD)法
      a. 各種硬質皮膜被覆法の比較
       ・CVD法の原理と特徴
       ・TD法の原理と特徴
       ・PVD法の原理と特徴
      b. PCVD法の原理、特徴、応用
       ・量産型PCVD装置
       ・PCVD法の原理と特徴
       ・PCVD法によるTiAlSiCNO膜、TiBN膜、BN膜、DLC膜、ホワイトDLC膜の特性
       ・PCVD法の各種金型への応用と効果

キーワード コーティング 表面処理 アルミダイカスト 板鍛造 樹脂金型 切削 DLC PVD  ブラックパールナイト プラズマCVD  トライボロジー 摩擦 摩耗
タグ トライボロジー表面改質表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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