廃熱回収技術および熱利用技術の基礎とポイント・応用事例

〜 エネルギーの貯蔵、廃熱のエクセルギー、ヒートポンプ、ヒートパイプ、熱・電気・動力による廃熱(排熱)有効利用技術と活用例 〜

  • 廃熱の種類やそれらを回収・利用するための基本的な技術と活用例を解説する講座!
  • 熱の回収・利用について活用例を交えて体系的に学び、工場設備や車載製品のエネルギー有効活用に活かそう!

講師の言葉

 工学でいう「熱」とは、熱エネルギーを意味して、仕事と互いに変換可能なエネルギーの形態のひとつです。熱エネルギーの移動には、温度差や状態変化が必要です。したがって、普遍に思える地球環境に熱を捨て続ければ、それは熱汚染になり環境破壊に繋がります。私たちの省エネルギー意識はいっそう高まっています。捨てる「熱」を活用したり、地球環境に拡散してしまった熱を回収して再利用したりする技術は省エネルギーの観点からも環境保護の観点からも重要なのです。
 本講習会では、廃熱の回収とその利用技術に焦点を当て、廃熱の種類やそれらを回収・利用するための基本的な技術についてやさしく解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年09月29日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 機械設計や関連分野の設計技術者、廃熱回収技術に興味を持たれた方や熱回収とエネルギー変換に関してこれから習得する方、機械・エネルギー分野の技術営業等で専門知識を必要とする方、機械の廃熱回収全般で何かお困りの方
予備知識 一般的な工学の基礎知識を有することが望ましいが、特に必要ありません
修得知識 ・廃熱の回収とその利用技術について ・機械の廃熱回収全般について
プログラム

1. 廃熱の回収と濃縮
  (1). 廃熱回収の考え方
  (2). 熱搬送媒体と搬送方法
  (3). エネルギーの貯蓄方法
  (4). 熱交換器の種類と特長
  (5). 廃熱回収に必要な基礎工学
    a. 温度の考え方
    b. 伝熱面積について
  (6). 廃熱のエクセルギー評価

2. 未利用エネルギーの回収技術
  (1). ヒートポンプ(蒸気圧縮式冷凍機)の利用
  (2). バイナリサイクル
  (3). ターボ冷凍機の利用
  (4). 吸収式冷凍機の利用
  (5). 吸着式冷凍機の利用
  (6). 熱電素子(ペルチェ式冷凍機)の利用
  (7). スターリングサイクル機器の利用
  (8). ヒートパイプの利用
  (9). 海洋からのエネルギー回収技術

3. 廃熱の利用技術
  (1). 熱エネルギー変換の基礎
  (2). 熱の利用
  (3). 電気の利用
  (4). 動力の利用

4. 廃熱利用技術の応用例
  (1). コ・ジェネレーションシステム
  (2). コンバインドサイクル
  (3). ガスエンジンヒートポンプ
  (4). デシカント空調
  (5). 廃熱を回収するエネルギー循環システム

復習に役立つ講師の著書を配布いたします。講義では扱いきれない周辺知識を補足します。

キーワード 廃熱 熱搬送媒体 エネルギーの貯蔵 伝熱面積 廃熱のエクセルギー ヒートポンプ 吸着式冷凍機 スターリングサイクル機器 ヒートパイプ コンバインドサイクル ガスエンジンヒートポンプ デシカント空調
タグ 機械自然エネルギー自動車・輸送機熱交機器・熱電変換
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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