次世代パワー半導体の性能を引き出すための実装・回路技術と高温実装技術

〜 パワー半導体技術の性能向上と高速動作・大電流容量・高電圧化に応じる実装技術、耐高温接合、高温実装の信頼性評価 〜

  • パワーデバイスの優れた性能を活用するための技術と、注目を集める耐熱性向上について習得する講座!
  • 先進パワー半導体を利用した実装技術と、特に重要な耐熱実装を習得し、電子部品・機器の性能向上・信頼性確保に活かそう!

講師の言葉

 電力の制御に用いられるパワーエレクトロニクス技術は、電力の発生から消費に至る各過程で広く利用されている。現在のパワーエレクトロニクスはSiパワー半導体技術に立脚しているが、最近はSiCやGaNなどの先進パワー半導体の利用が期待を集めている。しかし、これら先進パワー半導体の性能は、現在の主力素子であるSiパワー半導体と大きく異なる。このため、その優れた性能の活用には、実装技術や回路技術の向上が不可欠である。
 本講演では、前半では先進パワー半導体が持つ優れた性能を活用するための実装や回路技術全般を、後半では現在注目を集めている高温実装技術を取り上げ、材料・部品技術について解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年09月06日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電子部品・自動車部品などの電気系技術者の方 ・セラミック基板、受動部品、パッケージ材料などに携わる材料系技術者の方
予備知識 関連する電気や材料の知識があると理解が早い、経験のない分野の知見も得られる様に解説します
修得知識 パワー半導体の特徴に関する現状把握と、それを活用するための回路や実装、それらに関連する材料や部品の基本知識や最新技術を習得する
プログラム

第1部 パワー半導体を支える実装技術

1. パワーエレクトロニクスを支えるパワー半導体技術
  (1). パワーエレクトロニクスの役割
  (2). パワー半導体の種類とその動作
  (3). パワーモジュール技術
  (4). パワーエレクトロニクスの現状
  (5). パワーエレクトロニクスの高度化要望

2. 先進モジュール(SiC、GaN、ダイヤモンド等)
  (1). Siパワー半導体の限界
  (2). 材料物性から見た先進半導体の特徴
  (3). 先進パワーモジュールの特徴
  (4). 先進パワーモジュール開発の現状
  (5). 今後の先進半導体技術への要求

3. パワー半導体を活かすための実装技術
  (1). 低損失性能の活用
  (2). 高速動作性能の活用
  (3). 高温動作性能の活用
  (4). 大電流容量化に向けた技術
  (5). 高電圧化に向けた技術
  (6). 機能集積化(IPM)に向けた技術

第2部 パワー半導体の高温実装技術

1. 高温動作化への期待
  (1). 高温動作のメリット
  (2). 高温動作化の注意点
  (3). 高温実装技術の現状

2. 高耐熱部品
  (1). セラミック回路基板
  (2). 高耐熱抵抗技術
  (3). 高耐熱コンデンサ技術
  (4). 今後期待される部品技術

3. 耐高温接合
  (1). 接合材への要求と課題対応
  (2). 耐高温接合技術

4. 耐高温絶縁材料
  (1). 絶縁材料への要求と課題対応
  (2). 耐高温絶縁技術

5. 高温実装の信頼性評価
  (1). 信頼性を左右する要因
  (2). 高温保持試験
  (3). 温度サイクル試験
  (4). パワーサイクル試験
  (5). その他の評価試験
  (6). 加速劣化試験への要望
  (7). 信頼性評価技術の将来技術動向

キーワード 高速動作性能 高温動作性能 大電流容量化 高温動作 高温実装 耐熱部品 セラミック回路基板 耐高温接合 耐高温絶縁
タグ パワーデバイス電源・インバータ・コンバータ電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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