金属熱処理加工の基礎と欠陥・トラブル対策 〜個別相談付〜

〜 熱処理による機械的性質、延性、靭性、耐摩耗性、耐食性の向上、熱処理の適用例と表面改質技術、熱処理の評価と検査法、トラブル対策とそのポイント 〜

・熱処理技術を学び、部品の性質や機能性、付加価値を高めるための講座

・材料の特性・機能性を最大限に引き出すための熱処理技術とトラブル対策のノウハウを学び部材の強度、耐摩耗性、耐食性等を向上させよう!

講師の言葉

 熱処理は材料の持っている機械的性質、延性、靭性、耐摩耗性、耐食性などの必要とする特性を最大限に引き出すための技術で、材料に適した最適の熱処理を行うことによって、それらの特性を材料にもたらし、設備や部品の安全性、信頼性、耐久性などを満足させることのできる技術として、極めて重要な技術である。
 講義の構成は主に次のような内容を重点的に解説する。
・熱処理の目的と必要性:熱処理によって材料特性がどのように変わるか
・熱処理の種類と材料の特性 
・鉄鋼材料の種類と熱処理の適用例
・非鉄金属材料の熱処理(アルミ合金、銅合金など)
・熱処理による表面改質技術(高周波焼入れ、浸炭、窒化、PVD、CVDなどの表面改質技術)
・熱処理品質の評価方法とトラブル対策
・熱処理に関する個別相談

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年06月15日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車、機械、船舶、航空機、各種プラント、工具、電子機器、建築、等において金属材料を適用される方 ・熱処理技術の採用の検討・研究などに従事している方 ・現場で具体的に熱処理に携わる方 ・材料の組織などについての知識を高めたい技術者の方
予備知識 ・熱処理技術に関心がある方であれば特に必要としない、基礎からわかりやすく解説します
修得知識 ・熱処理技術の基礎と方法と特性の変化 ・熱処理の適用例 ・熱処理による表面改質法 ・熱処理の評価(検査)方法とトラブル対策
プログラム

1.熱処理の目的と必要性
  (1).熱処理とは?なぜ熱処理をするのか?
   -熱処理によって材料特性がどのように向上するか-
  (2).鋼、アルミ、銅の状態図と熱処理の必要性
  (3).機械構造用鋼
  (4).工具鋼・特殊鋼
  (5).軸受け鋼・ばね鋼
  (6).ステンレス鋼・高合金鋼
  (7).非鉄合金
     ・アルミ合金・銅合金

2.熱処理の種類と方法ならびに特性の変化
  (1).焼きなまし
     a.完全焼きなまし
     b.等温やきなまし
     c.球状やきなまし
     d.応力除去焼きなま し
  (2). 焼きならし
  (3).焼入れ
  (4).焼戻し
  (5). 固溶化熱処理
  (6). 時効処理
  (7). 残留オーステナイトとサブゼロ処理

3.熱処理の適用例
  (1).機械構造用鋼の熱処理
  (2).工具鋼の熱処理
  (3).軸受け鋼の熱処理
  (4).ばね鋼の熱処理
  (5). 鋳鋼・鋳鉄の熱処理
  (6).ステンレス鋼の熱処理
  (7).非鉄金属材料の熱処理
      a.アルミ合金
      b.銅合金
  (8).その他

4.熱処理による表面改質技術
  (1).材料表面の加熱による方法
     a.炎焼入れ法
     b.高周波焼入れ法
     c.レーザー焼入れ法
  (2).拡散浸透法による表面硬化方法
    a.浸炭
      ・ガス浸炭
      ・真空浸炭
      ・プラズマ浸炭
    b.浸炭窒化 
    c.窒化
      ・塩浴軟窒化
      ・ガス窒化
      ・ガス軟窒化
      ・プラズマ窒化など
    d.表面改質技術(PVD、CVDなど)

5.熱処理の評価方法とトラブル対策
  (1).品質検査法
     a.硬さ
     b.強度
     c.変形
     d.面粗度など
  (2).トラブル例
     a.脱炭
     b.焼き割れ
     c.変形
     d.粒界酸化など

6.個別相談

キーワード 熱処理 焼きなまし 焼入れ 表面改質技術 表面硬化方法 浸炭 窒化 熱処理評価        
タグ 金型金属金属材料熱処理表面改質構造物
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日