機械・構造物の経年劣化・損傷原因究明と適切な対策および余寿命評価への活かし方

〜 延性破壊、腐食・摩耗、疲労、クリープの発生と失敗事例を基にした実機の損傷解析 〜

機械装置の不具合、製造設備、インフラ設備の経年劣化などを診断し、安全性の確保へ活かすための講座

・故障の原因、調査方法について劣化事例を基にわかりやすく解説!

・失敗事例を基に実機の損傷解析を具体的に分かりやすく解説する特別講座!

講師の言葉

 機械装置は、しばしば不具合が発生し、場合によっては重大災害に発展する。一方、製造設備、インフラ設備の長期間使用による経年劣化も深刻な状況になっている。損傷原因が経年劣化によるものか、単独事象なのかを見極めた対策を立てることが重要であり、対応が間違えば安心、安全上の問題ばかりでなく、経営的にも大きな損害の発生要因にもなる。
 損傷調査は5ゲン主義(現場、現物、現実、原理、原則)が重要である。本講習会では、主に機械構造部材の不具合(損傷・事故)が発生した場合の損傷原因究明プロセス、注意点など、具体的事例を紹介しながら、分かりやすく解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年06月22日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械製造、設備管理、品質保証部、不具合対応部門、保全部、設計部門等に従事している技術者や、機械材料関連の研究開発に従事している技術者
予備知識 ・材料力学の初歩の知識があると理解が深まります
修得知識 ・機械系構造物の損傷原因究明での注意点や、系統的な損傷調査、評価でのポイントが分かる
プログラム

1.機械、構造物における劣化と損傷評価技術
  (1). 本講義の目的 
  (2). 機械、構造物における劣化と損傷評価技術

2.故障の原因(なぜ故障するのか)と劣化
  (1). 製造者側 設計ミス、製造ミス
  (2). 使用者側 操作ミス、メンテナンスミス、負荷過重の増大、人的ミス
  (3). 環境変化 
  (4). 経年劣化
  (5). 技術の未熟(想定外)
  (6). 偶発事故と損傷確率
  (7). 余寿命評価とリスク管理

3.損傷部材の調査方法のポイントと判定
  (1). 損傷部材の取り扱い
  (2). 破損箇所の特定(1次原因の究明が重要)と調査方法
  (3). 光学顕微鏡観察試料作成と金属組織観察
  (4). 破面観察装置と観察のポイント
  (5). 現場での検査方法(レプリカ法)と評価

4.各種劣化・損傷事例
  (1). 延性破壊(過重操作、操作ミス)
  (2). 腐食・摩耗による劣化・損傷
  (3). 疲労損傷
  (4). 脆性破壊
  (5). クリープ損傷
  (6). 材質劣化と補修方法

5.損傷・経年劣化対策と実機損傷事例
  (1). 損傷範囲の特定 (対策方法の決定 ・設計・製造方法・環境)
  (2). 製造方法と品質管理方法
  (3). 実機計測とモニタリング技術
  (4). 保全管理、維持基準など
  (5). 損傷解析事例の紹介

6.まとめ、質疑応答、個別問題対策対応

キーワード 経年劣化 余寿命評価 金属組織観察 破面観察 延性破壊 腐食 摩耗 疲労損傷 脆性破壊 クリープ損傷 損傷解析 モニタリング技術 
タグ プラント
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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