トライボロジーの基礎と摩耗対策 〜施設見学・実演付〜

〜 トライボロジーの基礎とDLCコーティング、表面テクスチャリングによる摩耗防止対策 〜

トライボロジーの基礎から摩耗対策まで、施設見学を交え、座学だけでは分からない問題点も紹介する特別講座!

・表面の基礎的物性や性状を計測・評価する評価試験機、表面分析機器、金属用大型3Dプリンター等の実演により、摩耗対策をより深く理解するための特別講座!

講師の言葉

 トライボロジー現象は、大変複雑でつかみ所がないように思われがちです。しかし、基礎メカニズムを理解することで、どのような性能改善が可能か?また、そのためにはどのような方策があるのか?さらに、改善効果をどのように評価すれば良いのか?ということが整理できるようになります。
 また、トライボ要素のメンテナンスにおいても、原理を知ることによってどのような点に注意しなければならないか?ということも明らかになります。実際の応用を考え、基礎知識をわかりやすく解説します。
 最後に、トライボロジーおよびものつくりに関係する情報の集約と技術の発信を目的として設立された東京理科大学トライボロジーセンター見学において、金属3Dプリンターやトライボロジー特性評価装置類の実演による解説を行います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年06月21日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車などの輸送機器や機械システムならびに機械要素の設計・開発、信頼性保証などに携わっている方 ・電子機器の設計開発や摩擦問題に関わっている方 ・バイオトライボロジーの研究開発に携わっている方 ・生産設備等のメンテナンスに携わっている方 ・耐摩耗性材料・コーティングなどの開発に携わっている方 ・研究開発・設計部門の技術者や生産設備等のメンテナンス技術者 ・トライボロジーに係るトラブル対策に困っている方など
予備知識 ・特に必要ございません
修得知識 トライボロジーの基礎メカニズム ・摩擦・摩耗特性評価方法 ・表面改質技術 ・トラブルシューティングに必要な表面分析方法など
プログラム

1.トライボロジーの基礎
  (1).トライボロジーとは
  (2).固体表面と接触
  (3).摩擦のメカニズム
  (4).摩耗のメカニズム
  (5).潤滑のメカニズム

2.トライボロジー特性向上のための摩耗対策
  (1).表面改質概論
  (2).技術動向と具体例
    a.DLCコーティング
     ・DLCの種類と基礎物性
     ・DLCの製膜方法
     ・DLCの摩擦・摩耗メカニズム
     ・DLCに対する各種添加剤の潤滑効果 
     ・DLCの応用例と今後の展望
    b.表面テクスチャリング
     ・表面性状とテクスチャ
     ・テクスチャによる性能向上メカニズム
     ・テクスチャ創製プロセス
     ・テクスチャの応用例と今後の展望

3.摩擦・摩耗特性の評価
  (1).摩擦・摩耗評価試験で注意すべきこと
  (2).摩擦・摩耗試験装置
  (3).工業標準とデファクトスタンダード

4.トライボロジー表面の分析・評価方法
  (1).表面性状評価
  (2).表面の機械的特性評価
    a.硬さとヤング率
    b.密着性
  (3).トライボ表面の化学分析
    a.機器分析の基礎
    b.トライボ表面への応用

5.東京理科大学 トライボロジーセンター見学 

 トライボロジーセンターは、企業と大学との連携によりトライボロジーおよびものづくりに係る情報の集約と技術の発信、さらに新しい付加価値の双発によるイノベーション拠点となることを目指し、葛飾キャンパスに設立されました。
 トライボロジーに係る表面の基礎的物性や性状を計測・評価する分析機器、トライボロジー特性評価試験機、表面分析機器、金属用大型3Dプリンター等の実演により、座学だけでは伝えられない実際の問題点なども紹介します。

キーワード トライボロジー 固体表面 摩擦・摩耗 表面改質 潤滑 DLCコーティング  表面テクスチャリング
タグ トライボロジー機械自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
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