実践活用のための塑性技術の基礎と有限要素法による最適な加工解析技術

〜 流動応力の測定法と影響因子、異方性を考慮した構成式、実践活用のための有限要素法解析 〜

鍛造、プレス加工など塑性加工技術の向上に必要不可欠な知識を基礎から学べる講座

・塑性学の基礎から有限要素法の活用、材料特性の定義方法をマスターし、より高精度な塑性加工技術をマスターするための特別講座!

講師の言葉

 有限要素法が塑性加工解析に実用されるに至った現在では、これを塑性加工技術開発にブラックボックスとして利用することも可能です。
 しかし、塑性加工技術を高めることを目的として有限要素法の結果を正しく評価し、実践に役立てるためには、理論の基礎となる「塑性学」の成り立ちやおおよその姿、塑性学が有限要素法にどのように役立てられているのか、そもそも有限要素法ではどのような計算を行っているのか、有限要素法での計算を行うための材料特性(応力ひずみ関係)はどの様に定義されているのか、またこれはどの様に取得するのか、などの知識が必要です。
 本セミナーでは塑性加工理論や有限要素法による塑性加工解析を、今後深めて学習するための「目次」となる事柄が習得できるように配慮しつつ、講義を実施いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年05月10日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車をはじめとした輸送機器、各種機械、構造物および部品の研究開発、設計、技術、生産技術、品質保証、解析技術に関連する部門の方 ・鍛造、プレス加工に関わる技術者の方 ・加工材の研究開発部門に携わる方
予備知識 ・材料力学の基礎 ※「基礎からわかる塑性加工」(コロナ社刊行)「2.流動応力」ならびに「3.塑性学(1)〜(3)」、または塑性加工学の参考書の「塑性力学」に関連した部分を受講前に一読されると理解が深まります
修得知識 ・塑性学の体系や塑性加工理論の基礎 ・実践に活用するための有限要素法による塑性加工解析
プログラム

1. 塑性学の体系
  (1). 基礎となる式
  (2). 塑性変形時の材料の特性を表す式
  (3). 塑性加工の解析手法の概要

2. 流動応力の測定法と影響する因子
  (1). 流動応力の測定法
      a.引張試験
      b.圧縮試験
  (2). 応力とひずみの決め方
  (3). 応力ひずみ曲線の数式化
  (4). 流動応力に影響する因子
  (5). 異方性とバウシンガー効果

3.塑性学と異方性を考慮した構成式
  (1). 物体内部の面に作用する応力ベクトル
  (2). 支配方程式である力の釣り合い
  (3). 降伏条件
  (4). 構成式(多軸の応力ひずみ関係)
  (5). 異方性を考慮した構成式

4.実践活用のための有限要素法とプレス成形、鍛造加工、圧延加工における解析
  (1). 有限要素法の考え方
  (2). 力の釣り合い
  (3). 動的陽解法と静的陰解法
  (4). プレス成形、鍛造加工、圧延加工の有限要素解析の特徴

キーワード 塑性学 流動応力 異方性 バウシンガー効果 降伏条件 有限要素法 動的陽解法 静的陰解法
タグ 金型金属加工金属材料成形加工
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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