マイクロ化学プロセスによるフロー合成の基礎とプロセス革新事例

〜 導入の基礎、3Dプリンタ活用、適用事例、スケールアップ方法、シミュレーション活用による予測技術 〜

反応時間の短縮化、目的生成物の高収率化、品質向上を可能とするマイクロ化学プロセスを先取りし、応用するための講座

・環境負荷低減とプロセスを革新させるマイクロリアクタによる合成技術を先進事例から修得し、製品開発に活かそう!

講師の言葉

 マイクロ化学プロセスによるフロー合成で用いられるマイクロリアクタは、その流路幅は髪の毛の断面ぐらい、つまり数十〜100μm程度です。マイクロリアクタは、従来のバッチ式の大きな攪拌反応槽を用いた化学反応に比べて、フロー処理によりμmのレベルで高速かつ均一に混合・反応が起こります。そのため、反応時間の短縮化、目的生成物の高収率化、および品質向上が可能となり、各種のプロセスを大きく変えようとしています。
 本セミナーでは、マイクロ化学プロセスによるフロー合成の基礎と実験および適用のポイント、3Dプリンタを活用したデバイス試作、最新開発動向をはじめ、プロセス向上と環境負荷低減の適用事例として液相反応、乳化、ナノ粒子生成等の具体的な事例を示します。さらに量産を見据えたナンバリングアップによる実証プラント化の動向についても分かりやすく解説するとともに、環境負荷低減の可能性について、分かりやすく徹底解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年05月26日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・材料、化学品、化成品、医薬品、化粧品ほか関連企業の技術者、研究者の方 ・マイクロ化学プロセスの基礎から実用化までの最新動向を短時間で一通り習得したい技術者および研究者の方
予備知識 ・特に予備知識は必要ありません
修得知識 ・マイクロ化学プロセスの基礎知識と実験方法 ・マイクロリアクタ適用のポイントと最新動向 ・3Dプリンタによるデバイス作成 ・プロセス革新の具体的事例 ・量産を見据えたナンバリングアップによる実証プラント化の動向
プログラム

1.マイクロ化学プロセスによるフロー合成の基礎知識
  (1). マイクロリアクタの特徴と種類
  (2). マイクロ化のメリット・デメリット
  (3). マイクロリアクタを用いた実験方法
  (4). マイクロリアクタが適用可能なプロセス

2.マイクロリアクタの加工
  (1). 流路の加工方法
  (2). 接合方法
  (3). 3Dプリンタの活用

3.マイクロリアクタの最新動向
  (1). マイクロリアクタのニーズ調査
  (2). 海外の開発動向
  (3). 国内の開発動向
  (4). 市場規模
  (5). 環境負荷低減への取組み動向

4.シミュレーション活用によるプロセス革新の予測技術
  (1). シミュレーション活用の重要性
  (2). 液相反応プロセスでの収率の予測シミュレーション
  (3). 液相反応プロセスでの反応速度定数の予測シミュレーション
  (4). 乳化プロセスでの液滴生成の予測シミュレーション

5.マイクロリアクタを用いたフロー合成による化学プロセス革新事例
  (1). プロセスの分類
  (2). 液相反応プロセス
  (3). ナノ粒子生成プロセス
  (4). 乳化プロセス
  (5). 液液抽出プロセス
  (6). 濃縮プロセス
  (7). 水分離プロセス
  (8). 光反応プロセス

6.マイクロリアクタのプラント化
  (1). ナンバリングアップ
  (2). 実証プラント化の動向
  (3). 実証プラントの事例
  (4). 将来展望

キーワード マイクロ化学プロセス フロー合成 マイクロリアクタ 液相反応 乳化 液滴生成 ナノ粒子 濃縮 水分離 光反応
タグ 分析創薬・医薬品結晶化学化学工学化学物質化粧品触媒
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日