流体力学の基礎と適切な流体の損失低減法

〜流れの基礎式と非均質流、疑均質流、均質流における抵抗減少効果、低減法〜

・流体力学の基礎から流れの抵抗における減少・低減策までを体系的にわかりやすく解説する講座

・流体抵抗を減少させ、輸送動力に対する省エネルギー化を実現させるための特別講座!

講師の言葉

 流体の流れを制御する技術は多くの工業分野で用いられており、それを最適条件の下で利用するためには流れの力学的挙動を把握し、解析することが必要となります。また、その流体の流れにおける損失や抵抗を低減させることは輸送動力に対する省エネルギー化に直接結びつき、地球温暖化の防止にも貢献できます。
 本講義では、流体力学の基礎的な事柄を説明し、混相流、懸濁液、高分子や界面活性剤水溶液などの複雑流体の抵抗減少効果について述べます。
 円管内の流れや物体周りの流れにおける損失や抵抗について、その乱流抵抗減少効果のみならず、流体の滑りによる層流域における層流抵抗減少効果についても、その特性やメカニズムについて明らかにされた最近の研究成果を紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年04月06日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・流体輸送や流体工学に関わる技術者、研究者、流体の流れにおける省エネルギーに関心ある技術者 (水力や空力など流体関連機器、配管、翼、水車、ポンプ、タービン、ボイラ、などの設計開発、信頼性評価、解析などに関わる技術者・研究者の方)
予備知識 ・流体の流れに興味をもち、水力学・流体力学の初歩的な知識が必要
修得知識 ・複雑流体の流れの損失や抵抗を学ぶことにより流体力学の基礎的な知識の体系的な整理ができる ・抵抗減少効果による流体制御の最近の技術動向、その応用技術における今後の課題を学ぶことによって関連する課題の解決のみならず課題提案の糸口がつかめる
プログラム

1. 流体力学の基礎
  (1). 流れの分類と流体の物性
     a. 水力学・流体力学の歴史
     b. 流れの分類:単相流と混相流、層流と乱流、内部流と外部流
     c. 流体の物性:密度、粘度
  (2). 流れの基礎式(保存則)
     a. 質量保存則:連続の式
     b. エネルギー保存則:ベルヌーイ式
     c. 運動量保存則:ナビエ・ストークスの式
  (3). 内部流の損失
     a. 円管及びダクト内の流れ
     b. 回転二重円筒間内流れ
     c. 容器内の回転円板周りの流れ
  (4). 外部流の抵抗
     a. 平板周りの流れ
     b. 円柱周りの流れ
     c. 球周りの流れ

2.抵抗減少効果とその低減法
  (1). 非均質流
     a. 固液混相流:土石流
     b. 固気ニ相流:グラスビ−ズの円管内流れ
  (2). 擬均質流
     a. 粘性及び弾性挙動
     b. 微細固体粒子懸濁液:円管内流れ、円柱及び球周りの流れ        
     c. 単一粒子に作用する揚力の評価
  (3). 均質流
     a. 高分子溶液: 円管内及びマイクロチャンネル内の流れ、回転円板周りの流れ、球周りの流れ
     b. 界面活性剤水溶液:管路内の流れ、円柱周りの流れ、Taylor渦の生成過程からみる界面活性剤の挙動

キーワード 水力学 流体力学 単相流 混相流 層流 乱流 内部流 外部流 ベルヌーイ式 ナビエ・ストークスの式 非均質流 擬均質流  均質流
タグ プラント構造物自動車・輸送機配管流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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