人の重筋作業を軽減するパワーアシスト制御の基礎と実装化および応用・例

〜 パワーアシスト制御の基礎、ハードウェア構成と実装化、工場や医療現場における応用 〜

・コストが安く、複雑な制御を必要としないパワーアシスト制御を先取りし、応用するための講座

・人とロボットの共存をはかり、作業や労働を補助するパワーアシスト制御技術を学び、応用システムの開発に活かそう!

講師の言葉

 完全自動化は、人にとり便利であるが、安全性、コストの点で課題は多く、複雑な工程で完全自動化は困難なことが多い。一方、工場や仕事場では、人にとり、楽しく、生きがいが持て、しかもスキルがいかせるところは人にまかせ、重筋作業などはロボット(機械)のアシストをうける技術が望まれることが多い。これを解決するテクノロジーをパワーアシスト制御という。この場合、人とロボットや機械は共存、協調する。人は片手や両手で対象物に接触し、人の意志をセンサに伝え、その情報からコンピュータで移動させたい方向の意図推定をし、そしてアクチュエータにより、ロボットは指示通り動いてくれる。これなら、どこでも、いつでも、すぐに、意図通りにモノを動かせる。複雑な制御はいらず、コストも安くすみそうだ。しかし、人とロボットが接触することより危険のリスクをなくさないといけない難しさもある。
 本講義では、このパワーアシスト技術を丁寧に解説する。実用的な制御手法であるので、この分野に詳しくない方は、ぜひ聴講をおすすめする。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年05月13日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ロボット、機械、医療・福祉機器、作業車、建機など関連企業の技術者の方
予備知識 ・制御やセンサの初歩を学んでおり、ロボットや機械に興味のある方
修得知識 ・パワーアシスト制御の理論とハードウエア構成、そして実装化への知識が得られます
プログラム

1.自動化のキーポイント
  (1). 自動化の様々な形態
  (2). 自動化の課題点とキーポイント

2.パワーアシスト制御の基礎
  (1). アシスト制御とは
     a.パワーアシスト
     b.スキルアシスト
     c.モーションアシスト
  (2). パワーアシスト制御のハードウエア(センサ、アクチュエータ)
  (3). パワーアシストの制御理論
  (4). スキルアシストの制御

3.パワーアシスト制御の応用
  (1). 全方向移動車のパワーアシスト
  (2). クレーンのパワーアシスト
  (3). ロボットのパワーアシスト

4.パワーアシスト制御の実際への応用
  (1). 鋳物工場での応用
     a.中子治め
     b.搬送
     c.バリ取り
  (2). 医療現場での応用
     a.回診ロボット“テラピオ”
     b.パワーアシスト介護ベット
     c.パワーアシスト移乗リフト
  (3). そのほかの応用

5.おわりに
  (1). 今後の課題
  (2). 展望

キーワード パワーアシスト スキルアシスト モーションアシスト 自動化 センサ アクチュエータ
タグ コントローラセンサモータロボット人間工学機械制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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