絶縁材料の劣化・絶縁破壊メカニズムと対策技術

〜 電気絶縁材料の概要と放電の基礎、気体・液体・固体・複合誘導体の放電と絶縁破壊、高電圧試験法 〜

・電気絶縁材料の種類ごとの放電メカニズムから対策方法に応用するための講座

・複雑で長年の経験が必要となっている絶縁技術のポイントを学び、電気機器の信頼性確保に活かそう!

・設備の保守・診断に重要な高電圧試験法、特に部分放電計測のノウハウについても解説いたします

講師の言葉

 電気機器の信頼性確保には電気絶縁材料に関する基礎知識が必要不可欠である。特に絶縁に関しては電気伝導メカニズムと放電現象が深く関わっている。しかし、これらの現象は電極材料や電極あるいは使用条件の影響を強く受けるため、複雑であり長年の経験が必要となる場合が多い。
 本講義では電気絶縁材料の種類と、それぞれの材料ごとに放電メカニズムに関する最新の知識を講義する。また、設備の保守・診断には、高電圧試験法、特に部分放電計測に関するノウハウが重要である。現場で使用されている測定器の例や測定上の問題点を整理して講義する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年05月11日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電力・電気・エレクトロニクス・化学・材料ほか関連企業の方 ・電気絶縁を必要とされる仕事の方 ・電気設備における保守点検業務に関わっている技術者の方
予備知識 ・電気回路、絶縁材料、電気電子計測に関する予備知識があることが望ましい
修得知識 ・電気絶縁材料の概要 ・実際の設備の保守点検のポイントが放電現象との関係で理解できるようになる
プログラム

1.電気絶縁材料の概要
  (1). 気体
  (2). 液体
  (3). 固体
  (4). 複合絶縁体

2.放電の基礎と物理現象
  (1). 気体の性質
  (2). 荷電粒子の発生と消滅
  (3). 荷電粒子の運動

3.気体の放電
  (1). 気体放電の開始
     a.暗流
     b.衝突電離係数
     c.タウンゼントの理論
     d.ストリーマ理論
     e.コロナ放電と部分放電
  (2). 火花放電
     a.パッシェンの法則
     b.電極形状
     c.各種ガス中の放電
  (3). 定常気体放電
     a.グロー放電
     b.アーク放電

4.液体の放電
  (1). 液体の電気伝導
  (2). 液体の絶縁破壊メカニズム
  (3). 液体の破壊電圧

5.固体の放電
  (1). 固体誘電体の電気伝導
  (2). 固体の絶縁破壊理論
  (3). 固体の破壊電圧
  (4). トリーイング

6.複合誘電体の放電
  (1). 複合誘電体における電界
  (2). 沿面放電
  (3). 汚損フラッシオーバー

7.高電圧試験法と部分放電計測
  (1). 高電圧試験法の概要
  (2). 部分放電計測
  (3). 試験設備

8.絶縁破壊や劣化の対策技術
  (1). 電界集中の防止 
  (2). 電極配置/機器構造の最適化 
  (3). 材料・材質の選択

キーワード 絶縁 放電 電極 複合絶縁体 荷電粒子 コロナ放電 グロー放電 アーク放電 トリーイング  
タグ エネルギー絶縁蓄電電気電源・インバータ・コンバータ発電
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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