超撥水・超親水の基礎と制御技術・機能性向上技術および製品への応用

〜 濡れの原理と制御法、水も油も寄せ付けない表面加工技術、長寿命超親水技術、HNLガラスの応用 〜

超撥水・超親水技術の仕組みとコントロール技術を応用するための講座

親水・撥水の基礎から防水・吸水、濡れの制御、洗浄など実務上の問題解決に必要な知識について講師の豊富な経験を基にわかりやすく解説する特別セミナー!

講師の言葉

 超撥水、超撥油、超親水技術は、広い分野における応用が期待されている。
超撥水・超親水技術を理解するための基礎をきちんと説明し、その原理を濡れの基礎から説き起こし、解り易く解説する。その基礎知識から如何に超撥水・超親水技術が生まれるかを説明する。その後、本技術の最先端を紹介するとともに、その応用例を解説します。
 次に超親水表面における階層性多孔構造層による超親水、防汚、防曇、光反射防止技術の概要とその応用について階層性ナノ多孔層を付与したガラス材料が示す超親水性をはじめとする機能性について解説いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年04月21日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・自動車、化粧品、香粧品、洗浄剤、接着、塗料、インク、色材、染色、製紙、衣料、キッチン、バス製品、建築等部門の研究者、技術者 ・繊維、情報通信、建築、建材等の業界の技術者と研究者、製造部門担当者 ・防汚性、防曇性、光反射防止性を要する製品の開発部門の方 ・ガラスを基盤とした材料開発部門の方
予備知識 ・大学の教養課程で習う物理と化学の知識を有していることが望ましい
修得知識 ・濡れの原理、その極端な例としての超撥水/超撥油/超親水のメカニズム ・現在までに実用化されている応用例 ・今後の課題とそれに取り組んだ例 ・超親水性を示す材料のメカニズムと問題点 ・新規超親水性ガラス材料の構造と特性
プログラム

第一部

1.超撥水・超親水の基礎とそのメカニズムおよびコントロール
  ・濡れの基礎
  (1).表面張力と界面張力 
  (2).平らな表面の濡れ 
  (3).毛管現象
  (4).濡れのコントロール 
  (5).凸凹表面の濡れ
     a.Wenzelの理論
     b.Cassie/Baxterの理論

2.自然界における超撥水表面
  (1).植物の葉や花びら 
  (2).動物表面

3.超撥水・撥油表面の実現
  (1).フラクタル構造による超撥水技術
  (2).撥油表面
     ・水も油も寄せ付けない表面加工への展開
  (3).自発的フラクタル構造形成機構
     a.その他の凸凹構造による超撥水技術
     b.撥油表面

4.凹構造による超撥水
  (1).光触媒(酸化チタン)による超親水表面の実現
  (2).酸化チタン超親水表面の自動洗浄への応用例
     a.壁材
     b.ガラス表面

5.超撥水・撥油表面の実用化
  (1).応用の可能性と問題点 
  (2).耐久性超撥水
  (3).撥油表面への挑戦

第二部


1.超親水表面における階層性多孔構造層による超親水、防汚、防曇、光反射防止
  (1).超親水性表面の特徴
  (2).水滴接触角と表面自由エネルギー
  (3).超親水性と表面自由エネルギー
  (4).超親水性表面の効果持続時間
  (5).防汚・防曇効果のメカニズム
  (6).超親水性材料の例

2.階層性ナノボーラス構造層(HNL)ガラス
  (1).HNL構造の特徴と階層性
  (2).HNLガラスの作製方法
  (3).HNL構造の形成制御と組成
  
3.階層性ナノボーラス構造層(NHLガラス)の機能性と応用
  (1).長寿命超親水性
  (2).効果の長時間持続メカニズム
  (3).防汚効果
  (4).防曇効果
  (5).光反射防止性
  (6).反射率低減のメカニズム
  (7).HNLガラスの応用
      a.超親水性の活用
      b.反射防止性の活用

キーワード 超撥水 超親水 耐久性超撥水 防汚効果 防曇効果  階層性ナノボーラス構造層 HNLガラス 光反射防止 HNL構造の形成制御
タグ ガラス界面活性剤ディスプレイ不繊布接着・溶着塗装・塗布表面改質表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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