〜 破損破壊の種類・分類と破面、破損解析の進め方、破壊の調査事例、サンプル品による破面の見方・破損原因究明の実習 〜
- 300件以上にわたる破損破壊事故の鑑定・調査経験に基づいて解説する講座!
- 材料力学と金属材料の基礎知識をもとに、破面の目視観察によって破壊の種類と起点を特定し、破損経過を推論する手法を解説、破損原因の究明に活かすための特別講座!
〜 破損破壊の種類・分類と破面、破損解析の進め方、破壊の調査事例、サンプル品による破面の見方・破損原因究明の実習 〜
破損破壊が生じてその原因を調査する場合、まず材料の顕微鏡組織観察や化学分析、材料試験などから始めていませんか?これは始めから材料に原因があると想定した調査であって、正しい手順ではありません。
講師は約45年にわたって破損破壊事故の鑑定、調査に携わり、300件以上の調査実績を有しています。その経験から、まず破壊の状況と破面から「第一破損」を特定し、破損経過を推論すること、詳細な試験や分析は、その推論の検証確認と位置付けるべきことを推奨しています。
本セミナーでは多くの調査事例を紹介しながら、このような観点による破損解析の手法を解説し、また手順の中で最も重要な「目視による破面の観察、判断の実習」を行います。破損破壊の原因調査に携わる技術者研究者が、適切な手順で調査し、正しい結論を導けるようになることを期待しています。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 加工・接着接合・材料 |
受講対象者 | ・企業で設計、製造、品質保証、設備保全等に携わる技術者の方 ・企業あるいは公的試験研究機関などで破損品の原因調査を担当する技術者、研究員の方 |
予備知識 | 機械の設計に関する基礎知識、初等材料力学の知識、金属材料に関する基礎知識があることが望ましい。しかし、必要に応じて解説しながら進めます。 |
修得知識 | (1)破損原因を調査する場合の手順と、特に「まず全体の把握」が重要であることを理解する。 (2)破損破壊の種類とその特徴、破壊に寄与する力学条件、材料条件、環境条件の基本事項を理解する。 (3)破壊の種類は、殆どの場合、破損状況および破面から、目視観察で判断できることを理解する。また破壊に寄与した要因に関する多くの情報が、破面の目視観察で得られることを理解する。 (4)上記(2)(3)を、実際の破面観察実習で学び、基本的な判断法を習得する。 (5)破損原因の調査の正しい手順を習得する。特に、SEM観察や化学分析、金属組織、材料試験等の詳細試験の位置づけを再確認する。詳細試験は、手順を誤ると正しい調査結果が得られないことを理解する。 (6)多くの破損事故調査事例の解説から、事故の殆どが特殊な現象ではなく、延性破壊、脆性破壊、疲労破壊等のごく一般的な破壊現象によって生じていること、その調査には高度な計算や詳細な試験分析よりも、目視観察と初等材料力学の知識が最も有効であることを理解する。 |
プログラム |
第1部 破損解析の概要と解析事例
1. 破損解析概要
2. 破損破壊の種類・分類とその概要
3. 破損解析におけるフラクトグラフィー
4. 破損解析の進め方
5. 破損・破壊の原因究明
第2部 破面の目視観察と破壊原因の判断方法(実習)
約40点の破損品サンプルの中から自由に選択して、破壊状況、破面を観察してスケッチし、破壊の種類(判断の理由)、破壊の起点、作用した応力の種類と大きさの概略、材料欠陥あるいは他の要因の寄与の有無、などを判断する。破損品には延性破壊、脆性破壊、各種応力条件下での疲労破壊が含まれる。約2時間で15点〜20点の破面を判断する。 |
キーワード | 破損解析 延性破壊 脆性破壊 疲労破壊 巨視フラクトグラフィー 微視フラクトグラフィー |
タグ | 金属加工、疲労 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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