塗布・乾燥の基礎とトラブル対策 〜デモ付〜

〜 塗布と塗膜乾燥技術の方式、トラブル発生メカニズムとその対策、コーティングダイの流路計算・乾燥シミュレーションの実施例 〜

  • 塗布と乾燥の基礎原理からトラブル対策まで実務経験豊富な講師が分かりやすく解説する講座!
  • 気泡やスジ、凹凸の欠陥を防ぎ、コーティング精度の向上、剥離の防止と高付加価値製品作りに活かそう!

講師の言葉

 電池デバイスやさまざまな高付加価値製品の製造プロセスとして重要なポジションを占めているダイコーティングを中心に、ウェットコーティングについて実際の現場を踏まえながら、現場で発生する課題解決のために必要な基礎知識について解説します。
 塗工プロセスで発生する欠陥は塗布や乾燥、場合によっては塗液や基材などさまざまな要因から影響を受けますが、本講座では基本的な欠陥形状をベースに理論的な対応法を解説します。
 また新規技術開発に必要なシミュレーション技術について、CFD解析の一歩手前のEXCELシミュレーションの有効性と実施例についてご紹介していきます。最近のCFDソフトはかなりハードルが下がって使いやすくなりましたが、流体の流れがきちんとイメージできていないとブラックボックス的な利用になり初心者は計算結果の間違いに気づかない場合があります。自分の力で簡単なモデルを作って計算する練習で流れの感覚を養う練習としてまたモデルによってはわざわざCFDを回さずとも検討できるツールとしての活用が可能です。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年04月20日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・ダイコーターを用いた研究開発・生産技術に携わっている方で、基礎的な理論を新たに得ることで現場の業務に役立てたいと考えている方 ・電池、ディスプレイ、機能性フィルム、プラスチック表面処理などに関わる方
予備知識 特にありませんが、ダイコーターの知識か操作経験があると好ましいです
修得知識 ・塗工技術の基礎理論 ・各種塗布&乾燥方式の種類とメカニズム ・塗工における欠陥の種類と発生メカニズムと対応
プログラム

1. 塗工プロセスのための基礎知識
  (1). さまざまな塗布方式と乾燥方式
  (2). 塗液のレオロジー入門
  (3). 乾燥の化学工学
  (4). 情報源(国内外学会・展示会、装置メーカー)

2. 塗布の方式と分類・メカニズム
  (1). 前計量と後計量 / 密閉型と開放型
  (2). 塗布ビード部の流れ

3. 塗膜乾燥の方式と分類・メカニズム
  (1). 用いられる熱源種類
  (2). 乾燥炉形状による分類

4. トラブルの発生メカニズムと対応
 ・乾燥とウェブハンドリングまでを含めた塗工機全体で生じる欠陥に関して言及します
  (1). 塗工/乾燥/ウェブハンドリングにおける欠陥の分類
  (2). ダイコーティングにおける気泡とスジ
  (3). 塗膜の凹凸
    a. ファットエッジ
    b. ゲージバンド
  (4). 塗膜の表面模様
    a. ゆず肌
    b. ブラッシング
    c. 白化
  (5). ウェブのしわ(ウェブ搬送、乾燥収縮)

5. ブレークスルーのためのEXCELシミュレーション技術(デモ)
  (1). CFDソフトとの使い分け
  (2). コーティングダイの流路計算
  (3). コンマコーターのオペレーティングウィンドウ
  (4). 乾燥シミュレーション

EXCELファイルについては、ダイ計算プログラムのみ差し上げることは可能です

6. 質疑応答

キーワード 塗布 乾燥 ダイコーティング ファットエッジ ゲージバンド 表面模様
タグ 乾燥ディスプレイ塗装・塗布電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
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