水処理技術の基礎と効果的な応用・例

〜 水処理技術の基礎、膜ろ過メカニズム、難分解有機物の無機化、プラズマ水殺菌への応用と膜を用いた水処理技術の応用 〜

  • 水処理技術の基礎を修得し、難分解有機物の完全無害化や新たな水処理ビジネスへ活かすための講座
  • 水処理膜技術やプラズマによる水処理技術を学び、より効果的な水再生技術に役立てよう!

講師の言葉

 (第1部)

 21世紀は水の世紀と言われます。我が国は水の再生技術、特に高度膜ろ過技術のトップランナーですが、この方法は有害物を分離する技術で無害化はできません。一方、プラズマを使った水処理技術は、有害物質の無害化、さらには有用物質への転換が可能な技術です。例えば、数千度の炉が必用なPFOA/PFOSの分解は、水中のプラズマで簡単に、高いエネルギー効率つまり低コストで分解することが来ます。また産業排水に含まれる有機酸の分解も可能で、環境基準を満たした放流が可能になります。また最近需要が増している水殺菌もプラズマ水処理の対象です。このセミナーでは、以上について、その基礎と実用化に必用な条件を定量的に解説します。

 (第2部)

 人口の増加や都市の再開発は水資源が偏在していることにより、世界では水不足が言われて久しい。そこで、海水や下水・排水などの非在来水源から水処理技術を用いて使える水に変換することになります。また、社会インフラとしての上下水道や産業排水処理等にも膜分離技術は無くてはならない技術になってきています。
 そこで、本セミナーでは、こうした社会背景に鑑み、膜技術を有効に活用するために、先ず水処理技術と膜技術の基礎を解説し、次いで膜技術を利用した新技術の開発のヒントについて事例紹介をしながら解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年05月10日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・金属、鉄鋼、電気化学、メッキ、石油精製、有機・無機、パルス、医薬品などの産業排水処理に関連した技術者 ・水中での加工、表面処理、物質コーティングなどに関連した技術者 ・水処理関連企業の研究開発担当者、新規事業開発担当者、経営企画者、知財管理者、営業職 ・工場の環境管理者、排水処理担当者 ・水処理に興味がある企業関係者(研究開発、新規事業開発、経営企画、管理者) ・乳製品、水産加工、清涼飲料、麺類等の加工食品、畜産、温泉、家庭用水などの水処理に関連した技術者
予備知識 ・特に必要としませんが、化学と物理のベーシックな知識があれば理解が深まります
修得知識 ・水処理技術の全体像とプラズマ水処理の特徴 ・難分解有機物の完全無害化に必用なプラズマ装置、電源、エネルギー効率などの具体的数値 ・水処理全般における膜処理技術の位置づけ、現状と将来の方向性 ・水処理技術の開発のヒント
プログラム

 (第1部)

1.水処理の概要
 
(1).浄水向処理と業種別排水処理
 (2).水の物理化学的処理法
 (3).水の生物学的処理法
 (4).プラズマ水処理のポイント

2.難分解有機物の無機化
 
(1).難分解有機物の種類
 (2).従来処理とプラズマ処理の違い
 (3).有機フッ素化合物PFOA/PFOSの無機化
 (4).有機酸の無機化

3.プラズマ水殺菌への応用
 
(1).薬品を用いた水殺菌
 (2).プラズマ水殺菌の対象分野
 (3).オゾンとオゾンレスの大腸菌殺菌
 (4).水界面プラズマの医療応用

 (第2部)

1.水処理技術の基礎
 (1).BODとCOD
 (2).関係法令
 (3).排水処理技術のポイント
 (4).生物処理技術のポイント
 (5).有害化学物質の処理技術のポイント

2.膜処理技術の基礎
 (1).膜の種類と膜分離技術
 (2).膜ろ過の基本性能
 (3).膜ろ過のメカニズム
 (4).膜モジュールと運転方法

3.膜を用いた水処理技術の応用例
 (1).回転平膜分離装置の応用例
 (2).膜型浄水システムの開発のポイント
 (3).MBRシステムの開発のポイント
 (4).新規開発の課題と応用へのヒント

キーワード 水処理 難分解有機物 プラズマ水処理 プラズマ水殺菌 膜 ろ過 膜ファウリングろ過脱水機   ろ過膜システム 膜型浄水システム
タグ プラズマ化学水処理設備流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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