固体潤滑の摩擦摩耗のメカニズムと超低摩擦化の実現技術

〜 固体潤滑の利点と欠点、固体潤滑剤、固体潤滑法、薄膜固体潤滑による摩擦メカニズムと超低摩擦化の実現 〜

・流体潤滑が困難な環境や部品で必要不可欠な固体潤滑技術について基礎から学ぶ講座

・材料選択を初めとする設計方法や潤滑方法の最適化が必要になっている固体潤滑のメカニズムを修得し、低摩擦化を実現しよう!

講師の言葉

 近年、真空中や高温環境中などの特殊環境中だけでなく、低すべり速度下、高面圧下など流体潤滑が困難な軸受や案内において固体潤滑の要望が増えている。
 しかし、固体潤滑には寿命において大きな欠点を有しており、材料の選択を初めとする設計方法や潤滑方法の最適化が必要である。そのためには、固体潤滑の低摩擦メカニズム及び摩耗メカニズムの考え方を習熟する事が必要である。
 本講義では、すべり摩擦と摩耗に関する基礎から、固体潤滑剤と固体潤滑法の概要並びにコーティングを含めた低摩擦・耐摩耗実現のための習熟すべきメカニズムについて解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年03月22日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・固体潤滑の応用を進めている研究・技術者 ・軸受、ベアリング、案内機構、表面処理に関連する技術者
予備知識 ・材料力学、材料科学、化学の知識があれば望ましいが無くても、例えにより平易に解説する予定である
修得知識 ・固体潤滑軸受、案内のための設計指針が得られる
プログラム

1.摩擦と摩耗を扱う工学分野(トライボロジー)
  (1). 表面の特殊性とバルクとの差異
  (2). 摩擦のメカニズム
     a.凹凸説
     b.凝着説
     c.掘り起こし説
  (3). 摩耗の分類とメカニズム
     a.アブレシブ摩耗
     b.凝着摩耗
     c.疲労摩耗
     d.腐食摩耗

2.固体潤滑の概要
  (1). 下固体潤滑とは
  (2). 固体潤滑の利点と欠点
  (3). 固体潤滑剤
     a.炭素系固体潤滑剤
     b.遷移金属ジカルコゲナイト
     c.窒化ホウ素
     d.高分子固体潤滑剤
     e.軟質金属
  (4). 固体潤滑法
     a.固体被膜
     b.自己潤滑性材料
     c.潤滑油・グリースへの添加

3.薄膜固体潤滑による摩擦メカニズムと超低摩擦化の実現
  (1). 固体潤滑メカニズム
     a.薄膜潤滑理論
     b.超潤滑理論
  (2). 超低摩擦化の実現
     a.ダイヤモンド
     b.ダイヤモンドライクカーボン
     c.窒化炭素

キーワード 固体潤滑 すべり摩擦 バルク アブレシブ摩耗 凝着摩耗 疲労摩耗 腐食摩耗 固体被膜 自己潤滑性材料 
タグ 異種金属トライボロジー真空プラント色彩工学疲労表面改質表面処理・めっき機械軸受け自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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