破壊力学の基礎と強度解析および疲労強度設計への応用

〜 破壊評価パラメータ、有限要素法によるシミュレーション、き裂進展解析、疲労限度設計 〜

・破壊強度解析手法を修得し、強度設計への実務に応用するための講座

・破壊力学の基礎を固め、機器や構造物の安全性を確保しよう!

 破壊力学の基礎と最新のFEM(有限要素法解析)が理解できる講座です

講師の言葉

 機器や構造物は壊れては困ります。壊れないようにするにはどんなときに壊れるのかを知る必要があります。これが破壊力学です。機器や構造物の安全性評価は我々の生活の中でますます重要になってきています。この目的のため、従来多くの実験が行われてきましたが、コストの観点から数値シミュレーションによる評価が主流になりつつあります。
 現在、多くのシミュレーションソフトウェアが販売され、利用されている方も多いと思いますが、使っている道具の原理をある程度理解することは効果的に使うために大変重要です。ここでは、1.破壊力学の基礎、2.有限要素法の基礎の説明を土台として、3.破壊解析の方法、4.疲労強度設計への応用について解説します。基礎を固めることにより、皆さんの実務への応用力を付けることが目的です。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年02月03日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械、車輌、船舶、各種プラント、建造物関連企業にて研究開発、設計、強度研究、信頼性評価、保全、工務等に関わる方 ・各種機械材料の研究開発・品質評価関連部門の方 ・解析・シミュレーション関連に関わる方
予備知識 ・材料力学の基礎(力の釣り合い)
修得知識 ・破壊力学の考え方を理解できる ・標準的な破壊試験片の破壊パラメータ評価が出来る ・有限要素法の考え方を理解できる ・破壊力学パラメータの評価手法について理解できる
プログラム

1. 破壊力学の基礎
  (1). ものの強さについて
    a. 強度評価の歴史
    b. き裂への気付き(Griffith理論)
  (2). ひび割れの力学
    a. き裂の開口モードと弾性力学解
    b. き裂先端の塑性
  (3). 評価パラメータ
    a. 応力拡大係数
    b. J積分
    c. CTOD、 CTOA
  (4). 金属疲労

2. 有限要素法によるシミュレーション
  (1). 数値解析の方法とは
    a. 差分法、境界要素法との違い・関係
  (2). 有限要素法の考え方
    a. 重み付き残差法
    b. エネルギー原理

3. 有限要素法による強度解析
  (1). 破壊力学パラメータの評価法
    a. 応力拡大係数
    b. J積分
  (2). き裂先端特異要素
  (3). 拡張有限要素法(XFEM)
  (4). き裂進展解析
    a. 疲労き裂進展
    b. 安定き裂進展
  (5). 汎用解析プログラムによる破壊解析

4. 疲労強度設計への応用
  (1).なぜ疲労を取り上げるのか?
  (2).疲労限度設計
  (3).保守管理への利用

キーワード 破壊力学 有限要素法 き裂進展 強度評価 疲労破壊 疲労限度設計
タグ シミュレーション・解析寿命予測金属金属材料材料疲労応力解析構造物材料力学・有限要素法設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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