振動・騒音の基礎と自動車騒音の低減策および事例

〜 レゾネータ、遮音・吸音材による騒音低減技術とその事例 〜

常に低減が求められる自動車騒音について、音と振動の基礎からわかりやすく解説する講座

・自動車振動騒音に対する吸音材・遮音材のはたらきとその効果をマスターし、実車への最適な騒音低減策を実現しよう!

講師の言葉

 自動車の室内の快適性を向上させるためには、静粛性の確保は欠くことができません。そのために、遮音材や吸音材といった材料を用いた設計をすることが多いと思います。しかし、実際の設計現場においてはコストや質量に厳しい制約が課せられることも多く、より効率的な設計が求められています。
 本セミナーでは、静粛性を確保・向上するために重要となる遮音および吸音に関して、まず基礎的な事項について説明いたします。そして、それらの代表的な評価指標である透過損失および吸音率について、それらを予測するための解析手法を解説いたします。
 さらに、そうした解析手法を用い、与えられた質量の中で最も性能が良くなる仕様を検討する方法について概説致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年02月26日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車および自動車部品に関する設計開発業務に携わる方 ・遮音材、吸音材などの研究開発に関わる方 ・自動車騒音の測定、解析、評価に関わる方 ・自動車振動・騒音発生と低減方法に関心のある方
予備知識 ・1自由度系の振動、音響管の共鳴など音・振動工学の基礎についての知識があると望ましい
修得知識 ・自動車振動騒音に対する吸音材・遮音材のはたらきとその効果、および吸遮音材の仕様を適正化する手法
プログラム

1. 音と振動の基礎
  (1). 質点系の振動(1自由度系および2自由度系)
  (2). 連続体の振動(梁および板)
  (3). 開空間における音
  (4). 閉空間における音と共鳴現象

2. レゾネータによる騒音低減
  (1). 物理的な現象の説明
  (2). ダイナミックダンパーとの比較
  (3). 減衰レベルの予測と評価
  (4). 最適な寸法・構造
  (5). 騒音低減事例

3.遮音材料による騒音低減
  (1). 物理的な現象の説明
  (2). 透過損失と挿入損失
  (3). 質量則とコインシデンス効果
  (4). 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
  (5). 伝達マトリックス法による透過損失の予測
  (6). 騒音低減事例

4.吸音材料による騒音低減
  (1). 物理的な現象の説明
  (2). 吸音率とその測定方法
  (3). 等価流体モデルによる吸音率の予測
  (4). 微細空間における吸音
  (5). 騒音低減事例

5.積層型の吸遮音材による騒音低減
  (1). 積層構造の利点
  (2). 伝達マトリックス法によるモデル化と性能予測
  (3). パレート解のマップ化とそれを用いた積層構造の適正化
  (4). 騒音低減事例

キーワード 1自由度系 2自由度系 共鳴 レゾネータ ダイナミックダンパー 減衰 遮音 透過損失 挿入損失 質量則 コインシデンス効果 伝達マトリックス法 吸音 等価流体モデル 吸音率 微細空間 積層型 吸遮音材
タグ 機械自動車・輸送機振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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