雑音に強い超音波センサ技術の実装技術と実装のポイント 〜デモ付〜

〜 マイコン処理により実現する超音波センサの高精度化、複数の超音波センサの同時測距 〜

信頼性が高く、かつ安価な超音波センサを開発する手法について、実機によるデモを通して学べる講座

・小型軽量低コスト、かつ雑音に強い超音波センサを開発し、信頼性の高い測距を実現しよう!

講師の言葉

 超音波距離センサは小型軽量かつ低コストであるセンサですが、屋外環境で使用すると安定しない、近くに他の超音波センサがあると誤った測距結果を出す等、信頼性に欠ける部分もあります。
 そのため複数回測定し、統計処理をしても、検知のレスポンスが悪くなり、ロボットなどで突発的な障害物の出現による緊急停止等に対応出来ないこともあります。
 また、大きい送信パワーで遠くの対象物を検知する際に非常に近い物体の検知ができず、逆に、接触直前まで近い物体を検知する際に遠い物体の検知ができなくなる等、検知範囲が限定されていました。
 本講義では、超音波距離センサの小型軽量低コストというメリットはそのままで、安価なマイコンによる処理だけで雑音に強い超音波センサを実現する方法を講義致します。
 この手法により、雑音環境や近くに複数の超音波センサがあっても誤検出せず、さらに、接触直前から遠方までのワイドレンジの測距が可能となります。実機によるデモも予定しております。是非参加ください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年02月12日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・超音波センシングを扱う方 ・移動ロボット、特に複数台での作業時での障害物検出に関心をもたれる方 ・低コスト物体検出などのセンシングを扱う方
予備知識 ・特に必要ございません
修得知識 ・雑音に強い超音波センサの基本原理・基本回路構成等 ・ワイドレンジへの適応 ・複数のセンサとの同時測距への適応
プログラム

1. 超音波距離センサの原理

2. 雑音環境とは

3. 相互相関を用いた超音波センサの原理
  (1). 基本的な考え方
  (2). 送信パターン
  (3). 基本的な送受信回路構成例
  (4). ソフトウェア処理及びその高速化
  (5). 検証実験例

4.ワイドレンジ超音波距離センサ
  (1). ワイドレンジの必要性(ロボットなどの外界センサとして)
  (2). 従来の超音波距離センサでの問題点
  (3). 相互相関を用いた超音波センサへの適応
  (4). 高い検知レスポンスの実現
  (5). 検証実験例

5.複数の超音波センサの同時測距
  (1). 従来の超音波センサでの手法と問題点
  (2). 相互相関を用いた超音波センサへの適応
  (3). 送信パターンの条件
  (4). 検証実験例

6.超音波距離センサの送信パターン
  (1). 送信パターンと対雑音性の関係
  (2). 使用環境と最適な送信パターン

キーワード 超音波距離センサ 雑音環境 超音波センサ 送受信回路 ソフトウェア処理 ワイドレンジ 外界センサ 検知レスポンス 対雑音性 送信パターン
タグ センサ計測器電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日