濾過・圧搾技術の基礎とメカニズムおよび スケールアップ時のトラブル対策

〜 濾過方式、圧搾分離、圧搾脱水・連続操作、濾過試験、濾過・圧搾装置の選定とそのポイント、濾過操作と最適設計の留意点、トラブルシューティング、超高速濾過分離のための新規ダイナミックフィルターの開発 〜

実装置の操作に役立つ独自のノウハウを基礎と関連づけて解説する講座

各種濾過方式のメカニズムとポイントを修得し、濾過・圧搾能力の高速化と品質向上に活かそう!

講師の言葉

 濾過・圧搾は、長い歴史をもつ化学工学の単位操作で、現在もますますその重要性は高まっています。
 本講座では濾過・圧搾の基礎からわかりやすく説明します。
 また、長年の研究経験に基づき、実際の装置や操作に役立つ独自のノウハウを、濾過・圧搾の基礎と関連付けながら丁寧に解説します。 又、スケールアップ時に生じる問題点とトラブルの種類とその対策法についても、解説致します。
 講義では超高速濾過分離のためのダイナミックフィルター開発についても紹介いたします

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年02月19日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・化学工業、環境関連(上・下水処理、淡水化処理、排水・汚泥処理など) ・食品、医薬、バイオ分野などにおいて、濾過・圧搾に携わっておられるエンジニア・技術・研究・設計施設・工務の担当者の方  ・化学工業分野:CMPスラリー、インク、レジスト材料、半導体製造、高輝度LED製造工程、研削・研磨加工液 、動車の電着塗装排水からの塗料の回収等 ・食品分野、酒類、食品加工(分離、濃縮、抽出)、微生物発酵液等 ・医薬品分野:原薬(たんぱく質等)、血液 ・膜・ろ材メーカー の関連部門の方
予備知識 ・特に必要としません、わかりやすく解説します
修得知識 ・濾過・圧搾技術の基礎知識 ・濾過・圧搾の基礎知識を濾過・圧搾試験法、装置選定、装置設計・操作法の理解に役立てる実践力 ・濾過・圧搾の性能を促進させるためのノウ ・濾過・圧搾技術の最先端や将来動向について ・ダイナミックフィルター適用による超高速濾過分離技術
プログラム

1.各種濾過方式のメカニズムとその応用
  (1).ケーク濾過と清澄濾過
  (2).ケークレス濾過
     a.クロスフロー濾過
     b.ダイナミック濾過
  (3).膜濾過
     a.精密濾過
     b.限外濾過

2.濾過試験と評価のポイント
  (1).ケーク濾過の実験データの評価法
     a.定圧濾過
     b.定速濾過
     c.変圧変速濾過
  (2).ケークの構造と圧縮性の評価法
  (3).ケーク濾過の各種試験法
  (4).精密濾過における膜閉塞抵抗の評価法
  (5).閉塞濾過の評価法
  (6).溶液環境依存性の評価法

3.凝集剤の選定と効果的活用法
  (1).凝集剤の種類と特徴
  (2).効果的な濾過を行うための凝集剤活用のポイント
  (3).凝集剤の添加量の決め方
  (4).凝集剤選定のポイント

4.濾過助剤・濾材の選定と効果的活用法
  (1).濾過助剤の種類と特徴
  (2).効果的な濾過を行うための助剤活用のポイント
  (3).濾過助剤の添加量の決め方
  (4).濾材選定のポイント
  (5).濾過装置の選定とその留意点
     a.原液性状の評価法
     b.実験法
     c.濾過装置選定の手順

5.濾過操作・設計のポイント
  (1).バッチ式濾過操作の最適設計
  (2).連続式濾過操作の最適設計
  (3).逆洗濾過操作の最適設計
  (4).濾過性能に影響する沈降の評価法
  (5).円筒濾材による濾過評価法
  (6).非ニュートン流体を含む濾過の評価法

6.工業圧搾のメカニズム
  (1).濾過と圧密のメカニズム
  (2).一次圧密の評価法
  (3).二次圧密の評価法
  (4).簡易圧密式による評価法

7.圧搾分離技術の実装置への応用のポイント
  (1).フィルタープレスによる水力的圧搾分離の評価法
  (2).圧搾型フィルタープレスによる圧搾分離の評価法

8.圧搾分離における電場の併用効果
  (1).電気浸透脱水のメカニズム
  (2).電場併用効果の評価法
  (3).効果的な電場印加のためのポイント

9.連続圧搾装置への応用のポイント
  (1).スクリュープレスによる圧搾分離の評価法
  (2).ベルトプレスによる圧搾分離の評価法

10.圧搾脱水操作と設計のポイント
  (1).圧搾分離効果の評価法
  (2).圧搾仕込み量依存性の評価法
  (3).排水面増加効果の活用

11.圧搾装置の選定とその留意点
  (1).実験法
  (2).圧搾装置選定の手順

12.スケールアップ時におけるトラブルシューティング
  (1).メッキ液濾過における差圧上昇の問題とその対策
  (2).スクリュープレスによる汚泥脱水における諸問題とその対策
  (3).ビール濾過における助剤の種類と量の選定
  (4).晶析後の濾過など固形分回収の問題とその対策
  (5).トラブルの種類とその対策例

13.濾過・圧搾の最近の動向と今後の展望
  (1).高圧縮性難濾過性スラリーへの適用
  (2).極微細難濾過性スラリーへの適用
  (3).高効率複合操作への展開
  (4).最近の濾過・圧搾装置
  (5).超高圧圧搾法による高度脱水
  (6).新規定圧濾過試験法
  (7).超高速濾過分離のための新規ダイナミックフィルターの開発

14.まとめと質疑応答

キーワード 過方式 濾過試験 凝集剤 濾過操作 圧搾装置 ダイナミックフィルター  電気浸透脱水 圧濾過試験法
タグ 食品化粧品水処理
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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