流体力学の基礎および流動抵抗の各種低減技術とその活かし方

〜 層流と乱流、流動抵抗と壁面乱流渦構造、物性制御と壁面性状による流動抵抗低減技術 〜

    • 流体力学の基礎から活性剤の活用やリブレットによる流体損失低減手法を学ぶ講座!

 

    • 壁乱流の渦構造、流体計測、シミュレーションから流動損失低減技術を学び、機器の高効率化・省エネ化に活かそう!

 

講師の言葉

高効率輸送技術は、例えば、化学工場・地域冷暖房システム・地中熱利用ヒートポンプ空調システムにおけるポンプ動力の削減に繋がることから、その研究開発が求められています。
本講座では、流体力学の基礎から乱流渦構造と流動抵抗の関係までを解説した上で、流動損失を低減するための手法を幾つか紹介します。まず、物性制御による流動抵抗低減手法として、近年、地域冷暖房空調システムにおいて実用化が進められてきている、界面活性剤を流動中に微小量添加する方法を解説します。次に、サメ肌を模擬したリブレット(微細な縦溝構造)に代表される壁面性状による流動抵抗低減手法を解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年03月11日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・流動を伴う各種機器を取り扱う企業の技術者の方 ・自動車、機械、エネルギー、ポンプ、設備、空調、発電、化学などの企業の方
予備知識 ・初歩的な流体力学(流れ学)の知識
修得知識 ・流動抵抗と壁面乱流渦構造との関係を理解し、対象とする流れ場の流動損失低減手法を具体的に検討できるようになる ・流体計測と数値シミュレーションの基本的な知識を習得できる
プログラム

1.流体力学の基礎と応用
(1). 層流と乱流
(2). 流動抵抗
(3). 壁乱流の組織渦構造
(4). 流動抵抗低減手法の概要

 

2.物性制御による流動抵抗低減手法
(1). レオロジーと粘弾性流体の基礎
(2). 抵抗低減流れを再現するための構成方程式モデル
(3). 希薄粘弾性流体のレオロジー特性
(4). 細管粘度計によるせん断粘度計測
(5). 液滴落下による伸長粘度計測
(6). 抵抗低減円管内乱流の圧力損失測定
(7). 抵抗低減乱流境界層流れの速度場計測
(8). 壁面に平行および直交する断面の流れの可視化観察
(9). LDV計測による乱流統計平均量の流れ方向変化
(10). PIV計測による乱流渦構造の解明と流動抵抗低減への活用
(11). 希薄粘弾性流体の抵抗低減チャネル乱流および乱流境界層流れの直接数値シミュレーション
(12). 支配方程式
(13). 数値計算手法
(14). 乱流統計平均量
(15). 乱流渦構造
(16). レオロジー特性を用いた流動抵抗低減メカニズムの解明

 

3.壁面性状による流動抵抗低減手法
(1). リブレット(微細な縦溝構造)による抵抗低減メカニズムの基礎
(2). アザラシ毛皮面による抵抗低減
(3). 矩形流路による高精度圧力損失測定
(4). LDV計測による速度場計測
(5). 静電植毛面および超撥水性壁面を用いた最近の取り組み
(6). 静電植毛リブレット面の製作方法
(7). 矩形流路による高精度圧力損失測定
(8). 壁面変形による抵抗低減
(9). 風洞における熱線流速計を用いた速度場計測
(10). 移動壁面境界条件を用いた直接数値シミュレーション

キーワード 層流 乱流 壁乱流 粘弾性流体 流動抵抗低減 圧力損失測定 リブレット LDV計測 高精度圧力損失測定
タグ シミュレーション・解析バルプ・ポンププラント流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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