耐食・耐熱材料の最適な選定と使い方および腐食損傷防止への応用

〜 金属の腐食と防食、腐食形態の分類と腐食事例、材料の使い方・選び方、腐食損傷防止への応用 〜

  • 金属腐食損傷のメカニズムを学び、製品の高長寿命化やものづくりに活かすための講座
  • 金属腐食の原理・現象や適切な耐熱材料の選定技術を身につけ、安全で安心な製品づくりに役立てよう!

講師の言葉

 ステンレス鋼を中心とした耐食・耐熱材料の耐食性は表面に形成されている薄膜状の不働態皮膜の特性に依存していること、種々の性質が組織と各種合金元素の含有量に支配されており、数多くの鋼種が開発されている。
 一方で、耐食性は薄膜状の不働態皮膜で維持されているため、科学的、物理的、機械的に不働態皮膜が破壊されたときに局部的に激しい腐食が励起される、といった問題がある。このような局部腐食の防止法と材料の選び方について述べる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年02月04日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・金属、ステンレスの利用者、さびや破壊等の問題を抱えている方 ・海水利用機器装置の開発や海上構造物建設に携わっている方 ・各種新エネルギーの開発に取り組んでいる方
予備知識 ・金属の基本組織(体心立方組織、面心立方組織、変態現象等)や電気化学(電池の原理、酸化還元反応等)について知識があれば理解が深まります
修得知識 ・種々の分野に利用できる耐食・耐熱材料の選び方・使い方 ・金属の腐食と防食の基本知識
プログラム

1.耐食・耐熱材料の基礎(ステンレス鋼、耐熱鋼、超合金)
 
(1).なぜ錆び難いか
   a.不働態皮膜の本質
   b.不働態皮膜の強化に及ぼす元素の効果
 (2).ステンレス鋼、耐熱鋼、超合金の分類
   a.金属組織による分類
   b.各ステンレス鋼の特徴

2.耐食・耐熱材料の最適な選び方と使い方
 (1).湿食事例から学ぶ材料の選び方と使い方
 (2).高温腐食事例から学ぶ材料の選び方と使い方
 (3).機械的・物理的性質からの材料の選び方と使い方

3.金属腐食の基礎と腐食事例
 (1).腐食は電気化学的反応である
   a.絶縁体は腐食しない
   b.防食方法

4.腐食形態の分類
 (1).湿食と高温腐食
 (2).全面腐食と局部腐食
  a.応力腐食割れ
  b.応力除去法
 (3).環境側からの分類
   
5.各腐食形態と腐食損傷防止への応用
 
(1).各腐食機構と損傷事例
 (2).各腐食形態に及ぼす元素の影響
 (3).腐食損傷防止対策
   a.耐食材料
   b.電気防食法 
   c.防食設計

キーワード ステンレス鋼 腐食 防食 金属腐食 湿食 乾食 高温腐食  応食腐食割れ 異種金属接触腐食
タグ 化学工学異種金属金属加工材料表面改質腐食・防食
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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