真空技術の基礎と真空システムのトラブル対策・事例

〜真空システムとリスクマネジメント、無駄なトラブルと事故を避けるための真空物理、真空材料、機器構成部品におけるトラブル対策〜

真空機器の物理を基礎から学び、設計・製造・運転・保守におけるトラブル対策に活かすための講座

ブラックボックス化して使用していることが多い真空システムの効果的なトラブル対策を修得し、大事故を未然防止しよう! 

講師の言葉

真空技術の応用展開は目覚ましいものがあり、様々な分野における先端技術と基盤技術を支え る、なくてはならない重要な黒子になっている。
 しかし、その高度で広範な応用展開がために、 同じ真空技術者であっても、少しモノが変わるとその原理や特性についてまったく知らないこと が多い。
 また、自ら扱っている真空システムであっても、表面上の付き合いに留まり、機器をブ ラックボックス化して、日常の運転・保守を続けていることが多い。しかし、このような日常に こそ、トラブルと事故の遠因が潜んでいる。
 本講義の前半では、各種真空機器の背景にある物理を基礎から再認識してもらい、後半では、真空機器構成部品や真空システムのトラブルと失敗 の実例を交えて対策を講義する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年12月08日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・低真空から極高真空までの真空システムの製造・設計・運転・保守に関わる技術者 ・基礎から真空について学びたい、原理を再確認したい、企業の技術者、営業技術の方 ・家電、電子部品、薄膜製造、半導体、光学、精密機器、冷凍乾燥、発砲、断熱冶金等で真空に関わる方
予備知識 ・大学初等の知識と真空装置に関して1〜3年程度の経験があればより理解しやすい。
修得知識 ・真空物理と工学の基礎 ・真空システムの製造・設計・運転・保守において外せないコツ ・真空コンポーネントとシステムのリスク管理
プログラム

1.真空技術を理解する大切さについて
  (1).基礎の無理解とブラックボックス化がトラブルや事故を起こす! 
  (2).大事故の例に見る基礎の無理解
  (3).真空システムとリスクマネジメント

2.無駄なトラブルと事故を避けるため、2時間で学ぶ真空物理の基礎のキ! 
  (1).気体分子運動論と気体の性質
  (2).気体の流れ
  (3).排気の方程式
  (4).コンダクタンスと排気速度
  (5).有効排気速度
  (6).ガス放出速度とは
  (7).真空排気の理想と現実

3.真空材料の選択と加工におけるトラブル対策
  (1).材料とその特性
  (2).材料特性を無視した材料選び(使用して後悔する材料)
  (3).機械加工・接合
  (4).低真空用でも無視できない表面処理・表面改質
  (5).低真空用ならベーキング・プリベーキングは不要?

4.真空機器構成部品におけるトラブル対策
  (1).各種真空ポンプ
  (2).各種真空計と残留ガス質量分析計
  (3).真空システムアクセサリー

5.真空システムの設計・製造・運転・保守におけるトラブル対策
  (1).真空容器・部品材料の選択ミス
  (2).排気ポンプと真空計の選択ミス
  (3).真空ポンプが無駄になる真空配管
  (4).オイルフリー排気系の落とし穴
  (5).真空システムを汚すオペレーションの数々
  (6).ケチってはいけない真空システムアクセサリー・周辺機器・設備
  (7).間違ったヘリウムリークテスト法と解釈
  (8).出荷梱包から組立調整の間で生じる様々の真空関係の瑕疵

6.まとめと質疑応答

キーワード 真空技術 真空物理 真空用材料 真空機器 真空システム リークテスト
タグ 真空表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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